5月10日
どんよりとした曇り空 見上げた僕は想う
自分は光を放つ太陽にはなれない
みんなを明るく照らすことは出来ない
自分にないものばかり思って 欲しがって
自己嫌悪…だけど
一番小さな誰にも気づいてくれない星でいいから
確かにここにいるよって証明したかった
望遠鏡から覗いてみて 名もない星に
名前をつけてくれる人がいるかもしれない
大発見…なんて
この先の未来に生きていたらあるかもしれない
そんな想像をひとりしているんだよ
さみしくなんかないといえば嘘になるけれど
こんな日々もいいもんだよ
雨粒のようにきらきらと光って 光にとけていく
そんな存在で満足しているんだ
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