『役割認識と役割期待』
#役割期待 #役割認識 #チームワーク #チームメンバー #リーダーシップ #メンバーシップ #相互支援 #コミュニケーション #状況把握
プロジェクトをチームで成し遂げるときに、目的は決まっていたはずなのにその目的に対しての行動がちぐはぐになる時がある。
このまずチームで何かを成し遂げるときには、チームメンバーがいること、そのチームメンバーがそれぞれ何らかの役割を担う。
チームはそのメンバー役割が、成し遂げられたかの情報共有をするであろう。
またチームをまとめるべきリーダーが必要であること、メンバー相互間の能力の違いによって、メンバー個々人の役割遂行時間も異なる。
このメンバー個々人の、目標達成に至るまでの時間が違ってくること、このようなことを考慮しないといけないのが、チーム目標達成には、一つクリアすべき問題となっている。
よく役割を決めていたと思っているのに、似たような役割を担うメンバーがAさんやBさんと 複数存在しているとなれば、その成し遂げる課題と、成し遂げる人を見間違う時がある。
私な場合、チームでアンケートを取った「データの入力」、そして「データの分析」、「分析内容を文章化する」、さらにその文章ともに「再構成をする人」などが必ず必要になっている。
よくあることはデータ入力には時間がかかるため数名を配置していることがある。ところが複数名となった場合、その複数名が同じデータ量を入力するかと言ったら、そのメンバー個々が抱えている仕事量や、仕事の進捗状況によっても違ってくる。
であるから、リーダーは役割を担っているメンバーが、今日はどこまでの目標を遂行し、結果を残したのかを把握することが絶対条件であろう。
と同時に、メンバーも自分が担っていた役割が遂行できなかったのであれば、メンバー間で補ってくれた人に対し、それなりの感謝の気持ちを述べる必要が生じる。
ただしこの誰がどれだけ成し遂げたかと言うことが、メンバー間で共有されていないと、本来Aさんの役割をBさんが成し遂げたことが、メンバ―間で明確にならない。
Aさんが、Bさんに担ってもらった役割を、Aさん自身ができなかったと言う事実も、メンバー間に明らかにならない。
つまりAさんは役割認識していたが、できなかった。そしてAさんは、役割期待されていたができなかった。
だからこそBさんがAさんに役割期待されていた事を担ったと言う事実を、はっきりさせて、チームの中では役割期待と役割認識それらが、日々どのように遂行されているのか、チームに表明しない限り、全体にはわからないことが生じる。
情報は、流さない限り情報は封印されたままとなり、このことは、既得権の維持と化すのは知られている。
思うに、チーム編成をし、仕事を遂行している人は、毎日このことをリーダーとメンバー間で共有しあっているので当たり前のようにやっていると思う。
これら、チームにおけるリーダーとメンバーシップを、当たり前のように、日常業務で遂行している人が世の中の全てではない。
そうであるから、なんらかの集団を形成し、その集団が「目的・目標」に応じ、チーム編成をした場合に、何を自分自身が役割として担い、遂行する課題なのかを考えてみなければ、ことは遂行できなくなる。
一つ、チームで「目的・目標」を成し遂げると言う事は「リーダー」がいる。
二つ、「メンバー」がいる。
と言う事はリーダーとメンバー間における、「相互支援」が絶対的に重要である。この「相互支援」を行うためには、ことあるごとに「コミニケーション」を成し遂げなければならないであろう。
たいてい、チームは、朝1番に「ブリーフィング」を行い、途中経過によってさらなる調整が必要となってくる。(各メンバーの遂行状況の把握である)
例えば、ブリーフィングを9時に行い、午前中の11時に途中経過を調整したとしても、その後の各個人の進捗や状況によって、2度目の調整を入れ、チーム内での進捗はその後も変わりうるものと判断し、最終的にはデブリーフィングを行う。
このようにして朝の目的と遂行状況、最終的に1日の中で、どこが問題があって何が成し遂げられ、今日の問題を解決するために、明日はどのようにしていくことが必要かを考えなくてはいけない。
ここまで具体的に調整を入れることを示したように、「相互支援」を行うために必要なのはメンバー間とリーダーのコミュコミュニケーションとなる。
私たちは、ついついコミニケーションと言うものを、単に声をかけあうことと、思いがちではないだろうか。
チームとしてはそれぞれの進捗と誰に支援が必要なのかを見いだすためのコミュニケーションとなっている。つまり問題の発見と解決。そこに行きつくための「コミュニケーション」なんだと言うことを忘れてはいけない。
今言ったようにチームにおいて一つのプロジェクトを成し遂げるには、
①「リーダーシップ」
②コミュニケーション
③相互支援
④そして相互支援のための「状況把握」が必要である。
それゆえ、ことあるごとに私たちは、コミニケーションをとっている。
時に、
「今日はうまくいかなかったね」
と言う言葉で終わってしまう時がないだろうか。
その、「うまくいかなかった」
とは、どこにどのようなシステム障害が生じていたから、うまくいかなかったのか。
これを明確にすることが「状況把握」である。
いつも同じことを繰り返すのは、問題解決が示されす、「状況把握」が甘いことが多い。
看護においてはインシデントや、アクシデントが生じた際、徹底的に状況把握を行う。
学生の時から、その問題が生じた場面状況を、詳細に、人に伝わるように表現することが求められ、レポートを記載する。
第3者に理解できる描写ができないと言う事は、「状況把握」としてのデータを収集する能力がまだ培われていないと言うことになる。
だからこそ新人の時は何度も何度もこのレポートを加筆・修正をすると言う訓練を経て、物事の状況判断と状況分析、解決策に至る思考が身に付いてくる。
朝から夕方まで、1日の業務が終わると、また明日が来る。
と単調な一日を繰り替えしていると思いがちだが、チームを形成し、そのチーム力を向上させるにあたっては、日々のブリーフィングとデブリーフィングの持ち方が決定的に重要で、チームの成長が変わる。
故に、リーダーだけに物事を任せるわけではなく、状況を読み解き、自分なりの考えを述べられるメンバーがいればこそ、チームは成長してくるといえよう。
様々な組織において、今日も新たなチームが形成され、1つの目標に向かい何かを成し遂げるのではないだろうか。
その組織のリーダーとメンバー間における、これまで述べた、
相互の支援
状況の把握
コミュニケーション
そしてリーダーとメンバー間によるリーダーシップに対するメンバーからのリーダーの責任に対しても担えるものは委譲してもらえるようにリーダーだけに、負担が生じない立ち居振る舞いを、メンバーが実践しとぃるか。
この視点を忘れてはならないであろう。
皆さんの組織は今どうなっていますか。
私も明日から新たな組織に加わり、高齢者と関わる仕事を担うことになります。
まずはメンバーとしての自分の観点で状況を把握して、リーダーとメンバー間のコミュニケーションを実行し、問題の発見と解決に向けた責務を担う1人として行動していきたいと思っています。
明日も楽しく、パワフルに、仕事に向き合おうと決意しています。