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起業家あるある。よーく聞いてみたらそれ、コンセプト自体間違ってるよね。誰から習ったの?って話。

ここのところまるで駆け込み寺のように問い合わせや、共感をいただいていることがある。コンサルを依頼していろんなことをやってきたけど、売り上げが上がらない、って話。

売り上げが上がらないのはコンサルの指導が悪いのではないと思う。コンサルをしている人だって「コンサルをする」ってコンサルを受けてコンサルをしている人がほとんどだからだ。

そこで、事業コンセプトの話なんかをしたところで全くもってとんちんかんな回答が返ってくることもある。事業コンセプトや〜いうてるのに夢を語って終わり。みたいなコンサルもいる。

夢はコンセプトではないよね・・って思う。

コンセプトってググってみると、ビジネスでよく使われる言葉。って書いてある記事を読むこともある。じゃあそれってなんやねん。って話だけど、要するに「自分がこれを仕事としてやっていくために何を軸とした考えでこの仕事をやっていくか」ってことなのだと思う。

例えばカフェでもコンセプトカフェと呼ばれるものを紹介したとすると。
「メイドカフェ」とか「ブックカフェ」なんてのがわかりやすいと思う。同じ飲み物を提供するお店であったとしても、メイドを熱烈に愛してやまない人があしげく通う場所。そう、それがメイドカフェなのである。

また人気アニメキャラの期間限定のカフェなんてものができた日にはそれはそれが激しい行列ができてそのアニメのキャラクターごとにメニューが違えば全種類オーダーしてインスタに乗せてしまうくらいの勢いがあるものだってある。

それぞれ売りたいものや、売りたい人に対して、自分はこれを特徴として、これを軸として商売してますねん。ってのがコンセプトなのだ。と思う。

で、そのコンセプトがブレると集客に苦しむ人が多くなる。で、客がこなければ、やっぱりこっちかな・・いや、やっぱりこっち・・と軸がブレブレになってしまい負のスパイラルに入ることに気づかない人も増える。

そして、負のスパイラルに入っている人にありがちなのだが、人は本当にダメになると、必死でダメなことを本気で始める。

そしてコンセプトがブレブレになってしまって、何がしたいのかわからなくなった時、ついつい頼ってしまうのが・・・そう。もう言わなくてもわかると思う。お察しください。笑。

で、そこで高額な金額を払って何を学ぶのか。学んだところでコンセプトがブレているから全く違う仕事を始めてみようか・・なんていい出す人も出てきてしまう。

おいおいおいおい・・これまでやってきたこと捨ててしまって何を始めるの?って思う人もいる。

エステを開業したかと思えば、気づけばネットワークビジネスで水を売ってみたり、ネットワークビジネスがダメになったからと言って趣味のお菓子作りでお菓子を販売してみたり、それがダメだとわかって今度は化粧品のネットワークビジネスを始めた・・なんて人もいた。

開業して集客ができない、というのは何故なのか、開業時期を考えて、自分のコンセプトを決めて、集客を我慢強くしていくことができたらそんなに軸がぶれずにエステサロンは繁盛していたかもしれない。

そう思うと、初めから自分の事業内容のコンセプトを決めていくことはとても大事だと思う。

ちなみに、私は結婚相談所を経営していた時のコンセプトは「うちで最後の婚活にしましょう」だった。婚活、結構苦しいのよ。そして諦めたくなるのよ。心も折れるのよ。わかる、でもここで最後の婚活にしていこうよ、って軸をブラさなかったから、結婚相談所はおかげさまで業績がすごく良かったと思う。

そして、ターゲットにしていたのは当時は女性の入会者を増やしたくて女性に人気のタウン誌にコラムを執筆していたことで、会員の9割が女子だったというまさに狙い通りの事業をしていた。

当時はまだペーパーレスでもなかったし、スマホの普及も今ほどではなかったから、タウン誌にコラムを載せていても反応が良かった。でも今の時点でコラムをタウン誌に・・て言われても、多分コラムの掲載はしないという選択をしていると思う。

いや、時代の変化についていくってそういうことやと思う。

その時その時の時代の流れでいろんなことが変わっていってる。そんな中で当時自分が狙っていたコンセプトが間違っていたかもしれない。っていうこともあると思う。そういう時はコンセプトの見直しとともに事業計画を練り直してみたら良いと思う。

一番怖いのは、起業したい!という気持ちからコンセプトなしにただざっくりと起業しちゃった♪ってノリで起業してしまうことと、雇われたくないから起業しちゃえってノリで起業することと、副業だしまあ適当に起業したよって言っとけばいっか。と思って起業しちゃうこと。

ノリでお金が稼げるなら私がそのノウハウを知りたい。本当にそう思う。

しっかり自分の軸を持って根気強く前に進むこと。それが成功のためのファーストステップなのだと思う。


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