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いろいろ気になるお年頃

「君は可愛いよ。自然なままで可愛いよ。」

イリヤンがとある15歳の少女(日本人)とお話をする機会がありました。そのときのふたりの会話がとても印象的だったのでシェアしたいなと思いました。

15歳といえば、子供ではないけれど、大人とも言えない、そんな狭間の微妙なお年頃です。人目も気になります。

そんな彼女(以降Aちゃん)は、長く続いたマスク生活のせいで、人前で口元を見せることが恥ずかしくなっていました。

イリヤンとLINE動画で会話していても、最初はずっと手で口元を覆っているような状態でした。ありのままの素顔を見せることが恥ずかしくてできないのです。

そんなAちゃんに、イリヤンが、
「顔を見せてごらんよ。君の顔が見たいんだよ。」
と声をかけても、
「いや。」と抵抗するばかり。

「君が口元を隠したり、アプリで顔を修正したところで、それは君を美しく見せてることにはならないよ。」と言っても、Aちゃんは頑なに顔を見せることを嫌がっていました。

イリヤンの「いいから顔を見せなさい。僕は君の顔が見たいんだよ。」という半ば強引な要望に、少しずつ口元を見せ始めたAちゃん。

イリヤン:「ほら、そっちの方が良いよ。君は可愛いよ。自然なままが一番可愛いよ。」

Aちゃん:「いえいえ、可愛くないです。」

イリヤン:「君は可愛いよ。」

Aちゃん:「いえいえ」

今度はこの押し問答が始まりました。笑
Aちゃんはイリヤンの言葉を受け入れようとしません。

イリヤン:「君は誰の言葉なら信じられるの?友達?先生?お母さん?
人生では誰かのことを信じることがとても大事なんだよ。
君は誰の言葉を信じたいの?

続けてこんなことも言っていました。

イリヤン:「僕は君のことを可愛いって思ってるからそう言ってるんだよ。
君は僕が嘘をついてると思ってるの?」

Aちゃん「そんなことはないです。」

イリヤン:「でも僕が可愛いって言ってるのに、その言葉を拒否するってことは、僕の言葉が信じられないからでしょ?

僕のこと『嘘つき!』って言ってごらん。」

Aちゃん:「言えないです。」

イリヤン:「君は可愛いんだよ。君のままで、自然なままで可愛いんだよ。」

とうとう根負けしたAちゃん。
表情も緩んで、少しずつ笑顔が戻ってきました。

そこで話題は受験勉強へ。

イリヤン:「今なんの勉強をしてるの?」

Aちゃん「公民、政治や国の仕組みについて」

イリヤン:「将来役に立たない科目だね。笑 だけど受験科目だから仕方ないよね。勉強しなくちゃいけない。

だけど覚えておくんだよ。
今君が勉強してることは、君の持ってる能力に比べたら、うんとレベルの低いことだからね。

君の中にはもっともっと大きな才能と能力があるんだよ。

だから君が今勉強してることは簡単なことなんだ。

いつが受験なの?」

Aちゃん:「来週。あと来月も。もしそれでダメだったら再来月も受験しないといけない。」

イリヤン:「落ちるなよ。
受かるんだよ。
だって受験なんて簡単なんだから。
さっさと終わらせるんだよ。
長引かせちゃダメだよ。

受験が終わったら一緒にバーベキューをしようね!

Aちゃん:「うわ!いいな。」

イリヤン:「バーベキュー楽しみだな、ってそのこと考えながら勉強するんだよ。

落ちるなよ。受かるんだよ。」

気づいたらAちゃんの顔はパッと明るくなって、口を開けて大きく笑えるようにまでなっていました。


隣で会話を聞いていた彼女のお母さんは、ほんの少しのイリヤンとの会話で、Aちゃんの表情がガラッと変わったことに驚いていました。

イリヤンには人を自然にする不思議な力があるようです。

この会話も、ものの数分の出来事だったのですが、少ない言葉で、心に届く力強い言葉をかけられるところは、まるで魔法を見てるみたいでした。


日本の子供たちにもっと自信を持って欲しい、とイリヤンはいつも言っています。「可愛いよ。」の言葉を素直に受け取れる自信は大事です。

せっかくの素晴らしい才能や能力も、自信がなければ活かすことはできません

子供のうちから健やかな自信を養っていくこと、そのためには大人たちの声がけが大事だな、とあらためて感じました。


最後まで読んでくださってありがとうございます😊

今日も良い1日を。


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