「30年分の幸福」
幸福論って読んだことがありますか?
三大幸福論と言えば、
・ヒルティの『幸福論』
・アランの『幸福論』
・ラッセルの『幸福論』
日本の歌で言うと、
・椎名林檎の『幸福論』
・福山雅治の『幸福論』
・中島みゆきの『幸福論』
むかしから、普通の人から偉い人まで、
気になるテーマ
テーマとしては、王道の中の王道
アリストテレスも論じる、永久不滅のど定番
これだけで、どんぶり飯が三杯は喰える
でも、幸福って何だろう?
幸せは歩いてこない
当然だ
幸せには手も足もない
あるのは、脳の感覚
シナプスの電気信号
幸せホルモン
「セロトニン」
「オキシトシン」
「ドーパミン」
そうなのだろうか?
勝手に考えるなら、
「こころの持ちよう」
である
こころとは脳の情報に過ぎない
(という人もいる)
思い過ごしでも、勘違いでも、
幸せと感じたら勝ち
幸福の相対性理論
たとえば・・・・・・、
かわいいわが子の誕生日に、
父親がケーキ屋さんに行き、
2000円のケーキを買う時に、
A)財布に数千円
B)財布に数万円
この時の父親の心中はいかに?
A)数千円だと、やっと買う感じ?
b)数万円だと、余裕を持つ感じ?
お金がないわけではない
結果として、ケーキを買ったとしても、
「こころもち」が違う
これが、積み重なると、
性格が変わる
言動も変わる
そして、生活が変わり、
人生が変わる
心の動きは繊細かつ微妙
いちがいに、良し悪しや、
好き嫌いと言えない
「比べないと分かりにくい」のが幸福
逆に比べないとよくわからない
幸福って、
アインシュタインじゃないけど、
「相対性」
「絶対的」ってむずかしい
形がないから
見たこともないから
30年で幸福は変わったか?
良いか悪いかは別として、
この30年で本質的なところは、
あまり変わっていない
(人は劇的な変化を遂げていないから)
幸せだったかと聞かれると、
正直なところ、忘れた
その時は何となく、
楽しかったり、うれしかったり、
そんなことを積み重ねた日々
それでいいのだと思う
四季が巡るように、
十二縁起(じゅうにえんぎ)が流転するように、
幸も不幸も、悲喜こもごも
そんな30年
その30年で学んだことは、
幸福は「こころもち」だから、
なにかと比べるのではなく、
誰かに「それ違うよ」なんて、
言われることもなく
強引でも、こじつけてでも、
今そう思えるか?
ってこと
だから、この30年は幸福だったと言った者が勝ち!
敗者はいない
人は幸せになるために生まれてきた
今、そう思って生きている
30年かけて、幸福を求めた成果、
青い鳥は見つからなかったし、
白馬の王子様も、姫様も来なかったが、
幸せと感じる、
「こころの持ちよう」
は手に入れた
それって、
なかなか、悪くない