雨音はジャズの調べ
雨の日が続きますね、こんな憂鬱な雨を素敵に演出するアルバムを今日は紹介したいと思います。
それがSue Raineyの初期の作品Song of Rainey dayです。
正しいスペルはSong of Rainy Dayですがスーレイニーの名前にかけてRaneyとなってます。
そうです彼女の名前にかけて作られた企画盤と言っても良いでしょう、日本では「雨の日のジャズ」の秀逸な邦題で知られています。 なんと彼女が19歳の時の録音です、少しハスキーだけどどこか少女の面影を残す爽やかな歌声はこの年代特有のものかもしれませんね。
オープニングは雷の音で雨と恋をテーマにした音楽絵巻の始まりです。 バックはビリーメイ楽団、このビーリーメイの哀愁を感じさせる編曲が実に素晴らしい、見事にスーレイニーの魅力を引き出してます。
雨をテーマにしたスタンダードナンバーが続きますが、雨にも色々な雨があるように曲ごとに実に表情豊かです。
涙を雨に例えたBlue Tearsはスーレイニーの作曲で、とても印象的なバラードです。
エンディングは有名なスタンダードSeptember in the rainそしてまた雷の音で幕を閉じます。
しばらく憂鬱な雨の日が続きそうですが、雑踏から聴こえる雨音にジャズの調べはいかがでしょうか。
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