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[前編]ケニアSAFARIツアー ~マサイマラ▶▷ナイバシャ~

2022年9月中旬から10月末までの1か月半ケニアに滞在してきました。
2020年3月にパンデミックで帰国して以来なので実に2年半ぶり。

今回のケニア渡航の目的の1つは、マサイの村に建った教室のオープニングセレモニーに参加すること!旅行会社のHISさんが2022年4月から行った「マサイの村に教室を建てる」というクラウドファンディングで無事に目標金額の600万円が集まり,マサイ族が暮らす村に教室が2つ建ちました。MILELE For AFRICAはクラファンのリターンとしてエコバッグやTシャツなどを提供させていただきました。その教室のオープニングセレモニーに参加するという特別ツアーで、国立公園など3か所回りましたよ。

行程は
1.マサイマラ(2泊3日)▶▷ケニアでサファリと言えばココ!数多くの野生動物が暮らしています
2.ナイバシャ(1泊2日)▶▷ボートサファリが出来るエリア!カバさんを間近でみることが出来ます
3.アンボセリ(3泊4日)▶▷雄大なキリマンジャロをバックに野生動物をウォッチ!メインイベントはクラファンで建った教室のオープニングセレモニー

みなさん「サファリ」の意味をご存じでしょうか?「野生動物が見れる場所・ツアー」という意味として使われていますが、元々はスワヒリ語(東アフリカの言葉)で『旅』を意味する言葉です。旅・・なんだかワクワクしますよね!

最初の目的地マサイマラへ

旅のスタートはマサイマラから。
ナイロビから陸路で5時間、セスナなら1時間以内で一っ飛び✈
マサイマラへは3回目ですが、初めて陸路で行きました。サファリカーに乗ってケニアの広い空の下を走るだけですでに楽しい!

まだまだ普通の道です。なのにこの絶景!


途中、グレート・リフト・バレーを通ります。そう、学校で習う大地溝帯です。谷の幅は35~100キロ、トータルの長さはナント7000キロ!想像できません。紅海(アフリカ東北部とアラビア半島に挟まれた湾)からアフリカ南部の方まで縦に走っています。

ザックリですが、赤線が東リフトバレー。アフリカ大陸の4分の3は通っているであろう長さ。

とにかく長いということが分かりますね。地面の割れ目では落差100メートルを超える崖も随所にあるそうです。想像すると足がすくむ思いです・・

グレートリフトバレーを遠くに眺めます。どれが溝なのか・・それは毎回分かりません。

マサイマラ国立公園のゲートでパスポート見せて支払いを済ませ、いよいよ中へ!国立公園という名の通り、貴重な野生動物を守るため、また人間が野生動物の被害に合わないよう、国が管理しています。

マサイマラ国立公園のセケナニゲート前で。
様々な動物の角や骨が。


マサイマラはサファリツアーの代名詞と言っても良いほど有名なエリアです。なぜマサイマラが最も有名なのか。HISガイドのオジュクさんが教えてくれました。残念ながら野生動物は密猟による被害が多くあります。マサイマラではマサイ族の方々が多く暮らしていて、昔から野生動物の間近で暮らしてきました。その命の尊さを十分に理解している彼らは、ずーっと野生動物の命を守ってきたそうです。動物と共存する世界をかなえているマサイ族の方々、素晴らしいですよね。

マサイマラの広さは大阪府とほぼ同じ!さらに国境を越えて隣国タンザニアのセレンゲティ国立公園も一緒にすると、もう広大としか言えません!

2つ合わせるとこんな感じ。赤がケニアのマサイマラ、青がタンザニアのセレンゲティ。

この中から動物を探すのはそれはそれは大変なこと。動物たちは常に餌や水を求めて動くので、ずーっと同じ場所にいるわけではありません。
彼らの行動を予測してどこに行けばお客様に動物を見せられるか・・ドライバーさん、ガイドさんの腕の見せ所なのです。助け合いが基本のケニア。人気の動物(ライオン、チーター、レオパードなど)を見つけるとすぐさま無線で他のドライバーにも共有。一人の手柄にしないところが素晴らしいなと思います。みーんなでサファリツアーに来てくれたお客様を大事にしてくれます。

と前置きが長くなりましたが、雄大な景色と野生動物を!

ゼブラ。筋肉質がカッコイイ。
バッファロー。鼻の上には小鳥がチョンと乗っています。共存。
お腹いっぱいで大満足のオスライオン。
しなやかな強さ、オスのレオパード
ゾウの群れ。お母さんと子どもたち。大人のオスのゾウは1頭で行動します。
お母さんを必死に追いかける子ども。
オスライオン三兄弟。左の子のそばには仕留めた朝食が。
右の子は足を骨折しているようで片足をひきずって歩いていました。ずっと兄弟にスリスリ。
空では鷲が食べ物の残りを狙っています。取られないように運びます。
足が長いだけに歩幅が大きいキリンの歩く姿は独特です。

トゲのあるアカシアの枝を長い舌で選り分けて、器用に葉っぱだけを食べます。
トカゲがなんとカラフルなこと!
ヌーの集団。
メスのインパラ
命の循環。Circle of Life


鳥の種類も豊富です。
たぶんアカシア。
夕陽に照らされる木と鳥。
朝には気球で上空から野生動物を観察できます。
夜には空がサファイヤのような色に染まることも。自然の豊かさですね。

動画でもお楽しみください!


今回出会えた大物はこちら☝のサーバルキャット。夜行性で日中に外に出ることはほっとんどありません。ガイドさんもテンション上がるほどレア!大きな耳とまだら模様が特徴的で可愛かったです。

ホテルステイの楽しみ

マサイマラの滞在は2泊3日。なんせ広いエリアですから1泊では見切れません!最低2泊するのがオススメです。サファリドライブは到着日の夕方、翌日の朝・夕、最終日の朝の4回。(1泊2日の場合は着いた日の夕方と翌朝の2回です)
泊まったホテルはMARA SERENA LODGE(マラ セレナ ロッジ)。
洞窟のような外観がサファリ気分を盛り上げてくれます!

部屋の外には猿が自由に行き来。
プールにはイノシシも出るほど自然が溢れすぎています。朝晩は涼しいですが、日中は気温もあがります。ちょうどお昼の時間帯はサファリドライブの間なので、ぜひ水着持参でプールを楽しみましょう♪


部屋の内装もこだわりを感じます。ランプや鏡にはビーズが施され、ベッドやクッションは落ち着いたトライバル柄。壁のペイントも冒険心をくすぐります。

お食事は朝・昼・夜ともにビュッフェスタイル。
スープのオーダーをスタッフの方が聞きに来てくれます。日によってビーフ、ラム、チキンなどのお肉のスープか、コーンなどの野菜スープが選べます。

レストラン内はこんな感じ。奥がビュッフェコーナー。

ビュッフェの内容はトマト、キュウリ、ルッコラなどの生野菜、サラダ、チーズ、定番のケニア料理(豆の煮込み、ウガリ、チャパティなど)、焼いたお肉、お魚などさまざま!
パスタは好きな具材をチョイスすると、シェフがフライパンで炒めてソースを作ってくれます。すでに茹でてある麺と絡めて出来上がり♪作ってる間のシェフとの会話も楽しい時間です。

夕食後はホテルのエントランスでマサイダンスショー。ゲスト参加型、一緒にダンスします。
外は満点の星空!普段から天の川が見れます。寒いけど、焚火エリアがありお酒やチャイを飲みながらおしゃべりタイムを楽しめます。焚火を囲みながら、命について、仕事について、、話題盛りだくさんで気づいたら夜中2時。。毎日こんな感じでした。

マサイ族のシンボルであるマサイシュカ(布)をかけてくれます。
iPhoneで撮影。それでもこれだけの数が映るので実際はもっと満天☆天の川が霧のように白くなっている場所、伝わるかな?
毎日焚火トーク。せっかくの貴重な滞在を存分に楽しみます。

翌朝のとっておきシーンはお部屋から見えるサンライズ!ケニアは赤道直下の国。さえぎるものは何にもない開放的な大地から太陽が生き生きと昇ります。地球の命を感じる瞬間です。

3日目の朝ドライブでは隣国タンザニアとの国境付近へ。
KEはケニア、TZはタンザニアです。野生動物と同じ地を踏みしめるなんて感動。

この▲三角▲が国境の印。遠くまでつづくこの景色が好き!
それぞれの銅像ポース
スターのMr.オポンド

みんなで国境石碑の上で銅像になってきました。
ケニアが生んだスーパースター・オポンドさんは何度も立っているであろうに「ひゃー落ちる~」と恐る恐る。それをサポートする優しいゆりかちゃん。オポンドさんが銅像になるころには学生たちが続々と到着し、みんなの視線を集めていました。やはりスターはどこでも注目の的です。

タイムラプスでこんな動画を撮るのがオススメ☟


みんなで撮影会!盛り上がりますよ!

湖のサファリ・ナイバシャ

マサイマラからナイバシャへ移動。こちらも車で5時間。ナイバシャではボートサファリを楽しめます。左右にカバさんを眺めながらCrescent Islandを目指します。

マサイマラにいたカバさんは比較的動いてましたが、ここのカバたちは天敵がいないから?常にのんびり。
Crescent Islandではキリンが自由にお散歩しています。私たちも一緒にお散歩・・というよりは追跡。足の長―くて、背が高―いキリンは間近で見るとやはり迫力があります。

キリンと一緒に敷地内をお散歩
餌場でごはん中のキリンさんたち
こんな鼻チューショットも撮れますよ!

ホテルでもサファリは続く!

ステイしたのは"LAKE NAIVASHA SOPA RESORT" (ソパリゾート)
ここはホテルの庭で草食動物たちが自由に暮らしているのが特徴。

夜になると部屋の前の庭でもシマウマやインパラたちが草をムシャムシャ。
カバもでるから要注意です。最近はだいぶ有名になりましたが、体が重そうなカバさんでも時速60㎞で走れるんです。車とほぼ一緒!なので19時以降はゲストのみで部屋の外に出るのは禁止です。ちょっと離れたレストランへの移動も必ず懐中電灯を持った警備員さんが同行してくれます。(フロントに電話すると警備員さんが部屋の前まで迎えに来てくれるシステムです)
「あそこでキリンが葉っぱを食べてるよ」「今の鳴き声はカバだよ」と警備員さんがハイパービーム級の懐中電灯であれこれ遠くを照らしながら色々教えてくれます。

部屋の前の庭に現れたゼブラ。ちょっとお庭に出てブランケットにくるまれて観察タイム。贅沢な時間です。
夜のキリンさん。警備員さんが懐中電灯で照らしてくれます。


アビシニアコロブスもホテルの永久滞在者。フサフサの白い毛がなんとも神秘的です。

7:30頃に朝の餌やりを見せてもらえます。赤ちゃんがしっかりとお母さんに抱き着く姿が可愛い

マサイマラ、アンボセリなどのサファリカーに乗って動物を探しに行くのとは違い、ナイバシャはボートで湖や草食動物をゆっくり堪能できるのが良いところ。サファリツアーの合間のちょっと一息つけるポイントです。

最終目的地はアンボセリ。続きはまた後日♪

マサイマラの大地と木と青空と雲と夕陽。お気に入りの写真です。

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