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ケニアに行った理由→自分の選択が誰かのパワーになるかも

かーなり久しぶりの投稿になってしまいましたが、そもそもなぜ私がケニアに行ったのかのお話を。
初めてケニアに上陸したのは2014年。いとこの結婚式でした。
「え!?親戚がケニア人?」とよく聞かれます。
まあある意味ケニア人・・。

私のいとこの奥さんは日本人ですが、5歳の時にケニアに移住しました。
1980年代初頭にケニア北部で大干ばつが起き、甚大な被害が出ました。
奥さんのご両親がケニアで救援活動をするため家族でケニアにお引越し!
なんと3歳から11歳のお子さん5人を連れて!すごいパワフル。
今から34年前くらい。今でこそ乗り継ぎたったの1回、20時間くらいで行けますが、その当時はインドで乗り換えだけど、便が毎日ある訳ではないのでインドで何日か泊まって・・と言っていました。
ご両親は日本のテレビでも何度が取材されるほど。なぜここに日本人!?やヒルナンデスに出演している塩尻夫妻です。

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↑ケニアのために楽しんで尽力する塩尻夫妻。現地の人も、訪れた日本人も、みーんな尊敬。

さてさて結婚式の話に戻ります。そんなある意味ケニア出身の奥さんをもらったいとこ。2014年以前に結婚していて、子どももいましたが結婚式は挙げておらず、なおかつケニアにいる塩尻お義父さんは現地での仕事が忙しくてなかなか日本に来られず、まだいとこはお義父さんと会えていませんでした。
「ケニアで結婚式を挙げさせてほしい」というケニアの塩尻ご両親のステキな申し出。
アフリカに行く機会なんてこれを逃したらなさそうなので、私も便乗することに!いとこ夫妻+11ケ月の息子君、奥さんのお兄さん、いとこの母親(私の叔母)、私 の6人でいざケニアへ!!

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↑いとこの結婚式。ケニアには至る所に旅人の木が。ダイナミックな自然を感じます。

ホテルの緑あふれるガーデンでの披露宴で幸せのお裾分けをいただき、
その後はサファリへ。「腹が減ったら狩りをして、眠くなったら寝る」という野生動物のシンプルライフを見て、いつから人間はこんな複雑になってしまったのだろう・・と考えさせられ。

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↑シンプルな弱肉強食の世界。それでも敵と同じ空間で生きている不思議さ。


さらにコーストに移動してエメラルドグリーンに輝くリゾートでのんびり・・1日30時間以上あるんじゃないかと思うほど、人と時間の流れがゆったりでした。

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↑コーストのモンバサ。私のアフリカのイメージとはかけ離れた優雅な時間でした。


初めて行ったケニアの印象はとにかく人が陽気!!
どこに行っても、見ず知らずの私を満面の笑みと明るさで迎えてくれました。

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↑孤児院始まってまだ2年目の時。右側にいる子は私の手のひらを彼女の頬にずーっとスリスリ♡
 今ではめっちゃ大きくなって賢くしっかり者です。

小学校や孤児院の子どもたちはもちろん、ホテルのスタッフの方々もみーんな。しかしそれが単に「仕事として」とか「また来てほしいから感じよく」ではなく、心の底から歓迎されている感じ。
後から知ったのは、ケニアでは「お客様は恵」ということわざのような考えがあるのだとか。ゲストは恵をもたらしてくれるということで、大歓迎なんだそう。

そんな時、「あぁ私がケニアに来られて、現地の方々と触れ合えて。今までの私の選択の一つ一つがここの繋がっていたんだな」と感じました。
両親の下に生まれてきたこと、進んだ学校、就職した会社、仲良くなった友達。
ひとつでも違えば私の感性や考え方は違っていて、ケニアにはたどり着いていなかったかもしれません。
そして現地で出会えた人たちもまた、その人の人生の中でいろんな選択を積み重ねてそこに居たからこそ、然るべきタイミングで出会えた。

「会ったことが無くても実は誰かの人生に影響を及ぼしているんだなー」と漠然と宇宙の法則に気づきました。

そしてもっと大事なこと!「ならば!自分のアクションがいつか誰かの支えやパワーになるかも」そんなことを感じた2014年のケニア旅でした。

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2015年、9年半務めたアパレルの会社を辞めることに。
ハーブやアロマの道へ進もうと思っていましたが、転職する前に数か月どこか海外に行きたいなーと思いました。
「自分の選択がいつか誰かの支えになるかも」という感覚を思い出し、「あ!私にはケニアがある!」と。
でも、「アフリカの人たちを救うぞー!」みたいなものすごい正義感があった訳でもなく、「これをしよう!」という明確な目的があった訳ではありません。

2014年の初めてのケニア旅はNPOとリゾート地しか行ってなかったので
子どもたちが元気で、
緑がキラキラしていて、太陽がまぶしくて。
こんな宮殿みたい高級ホテルがあるの!?
めっちゃオシャレー!意外!!
の連続。

はて・・・サバンナを裸足で歩いていて、子どもたちが泣いていて・・。
テレビで見た いわゆる「アフリカ」って何・・?どこ・・?
そんな疑問も頭の片隅にありました。

2014年の初ケニアで出会ったある方のある言葉を思い出しました。
ケニアNPOに滞在していた元大学教授の言葉。
「ケニアって素敵な場所ですね」と私が言ったら
「ここ(NPOの敷地内)はね。でも一歩外に出たらまた違うよ」と。

「やっぱりそうなのね」と思うと同時に、私の思うアフリカとは違う、きっといろんな顔を持つアフリカをいつか見てみたいとも思っていました。

知り合いがいなければいくチャンスもなかなか無いアフリカ。
9年半働いたアパレル会社を辞めた2015年9月から、3か月間NPOを手伝うことにしました。
ケニアで何に目覚めるか分からないから次の仕事も決めずに。

結果は「来てよかった」の一言。
滞在3日目で「この先3か月も何しよう・・」とホームシックになりかけたのなんて一瞬。
明け方(夜中⁉)3時ごろに高々と鳴くニワトリの声で起きたのなんてほんの数日。(そのあとはニワトリが鳴いていないのか、自分が慣れて起きなくなったのかは不明)3か月の予定が帰りたくないので延ばしに延ばして、4か月半滞在しました。

◎モノは決して多くないけど、物質の多さ=豊かさには直結しないこと
◎豊かさとは心で感じるもの
◎「ありがとう」の意味
◎幸せの基準

こんなことを感じました。
詳細はまた次回。読んでいただきありがとうございます。

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↑孤児院の向かう一本道。車のトランクに積んだお土産のバナナ。





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