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税金ってどうなってるの?

最近漠然と将来を考える。

30代独身。
ありがたいことに仕事はあるし、
人間関係いろいろあるけれどやりがいもある。
なんだかんだお給料ももらえている。
両親も健在、特に大きな不安があるわけではないが、
時々情報を目にしたり、耳にしたりすることで
急に「このままで大丈夫なんだろうか?」と思うことがある。

巷では「お金」のことの情報があふれている。
老後の年金問題、保険、副業、投資、相続などなど、
どこから手をつければいいのかわからないほど。

考えたいけど、正直面倒くさい。
自分の人生のこと、とくにお金は大事だってわかっているけれど、
できればプロにお任せして丸投げしたい、
そんな気持ちでいたところを、友人がどう?と誘ってくれたのが、

&money

知ることは損にならないし、きっと今がタイミング。

お金の勉強は5つの力を学ぶこと。
「稼ぐ」「使う」「貯める」「守る」「増やす」
さて、どこから手を付けるか。
いきなりハイリスクなことはしたくないし、着実に行きたい。
以前テレビで誰かがこんなことを話していた。
「支出を考えることがまずノーリスクでお金を増やす一歩なんです!」
確かにそうだと、言葉を聴いた時は思っていた。
出ていくものを抑えられたら、必然的にたまる。
つまり、まずは「守る」をやればいい。
とはいえ、どうすればいいのかわからない。
ここで今の支出について考えてみた。
光熱費、家賃、食費…生活しているとお金は出ていく感覚がある。
正直家計簿をつけるのも苦手だ。
ここでふと、税金を結構払っていることに気づく。
すでに給料から天引きされているものもあるし、
日々の買い物や月々支払っているものもある。

頭ではなんとなくの知識しかない。
税金は国や地方のために使われていて、払うのが義務だから、
金額は変わらないものでしょ。と。

本当にそうだろうか?
ただ知らないだけでは?

まさに、税金の仕組みは「日本」という国のゲームのルールを知ること。
ルールを知らずにゲームに参加していたら、
不利な状況になっている可能性もある。
しかも、日本の一般的なサラリーマンは税金対策がしづらいそうだ。
それでも活用しやすい制度もあるらしい。

具体的な例で考えてみる。
年収400万円のサラリーマンが年収450万円にするは、
会社の仕組みが変わらない限り、なかなか大変そう。
年収400万円で、税金もろもろ引かれ、
使えるお金(可処分所得)が280万円のサラリーマン。
節税して可処分所得が300万円にできたら?
少し手間はかかるかもしれないが、毎日の節約よりも
楽にお金が増やせるかもしれない。

はじめに、税金の種類。
日常に触れている税金だと、すぐに消費税や酒税が思い浮かぶ。
そして、給料から差し引かれている社会保険料も。
給与明細しっかり見てこなかった。
これってどんな意味?というものが多い。
今がチャンスととらえて、身近なものから学ぼう。

消費税や酒税は税金が負担する人と納める人が違うため間接税。
これはどんな人でも負担する税金が同じ。
給与明細で差し引かれているのは所得税、住民税などなど。
これは税を負担する人と納める人が同じため、直接税。
直接税は、収入や扶養家族などの個人の状況を申告して、
負担を考慮し税額を決められている。
つまり、この部分が調整可能!

日本では、所得税、住民税の税率は決まっている。
でも単純に
「収入が400万円。所得税は20%の80万円、住民税は10%の40万円!」
とはならない。
ここでポイントになるのが、「課税対象額」。
収入から経費と所得控除を引いた金額が課税対象となる。
年収400万円の場合、基礎控除や給与所得控除などの控除を差し引いて、
課税対象額は228万円。
その結果、所得税は13万円、住民税は23万円となる。
ちなみにサラリーマンは経費を差し引くことはない。
その代わり「控除」というものがある。
一律にかかる経費としての「所得控除」
配偶者がいれば「配偶者控除」
扶養する人がいれば「扶養控除」
これ以外にもいろいろあるが、
それぞれ差し引いて課税対象額が下がれば税金も下がるという仕組み。

税金のかかり方がわかったところで、次は納め方。
年末調整と確定申告、よく聞くけど
自分にはそんなに関係ないものと考えていた。
でもこの二つは大きく違う。
年末調整は、会社が計算し納めてくれているシステム。
確定申告は、自分で納税額をコントロールできるシステム。
面倒くさがりだったら、年末調整だけでいいじゃない。
確かに、これは個人も税務署も、一人ひとりだと大変だから、
この仕組みのままでみんなメリットがあるように感じる。
ここで落とし穴!
いろんな種類の控除があるため、ものによっては
それを自分で申告しないと損をする。
ちなみに税務署は個別に「確定申告の必要がある」なんて言ってくれない。
申告をした方が、税金が少なくなるかどうか、
控除の対象に当てはまっているのか、確認が必要。

最近は副業ができるから、控除額も確認し、
給与所得以外の所得を使って経費を増やすということもできそう。
課税対象額を減らすと実際に払う税金は少ないがデメリットがある。

収入がない人として扱われ、金融機関の信用がなくなる。
簡単に言うと、ローンが組めなくなる。
信用がないと、クレジットカードさえ使えなくなるかもしれない。
ここで、ローンを組もうと思っていたら、
この課税対象額をコントロールして一定期間の納税が必要になる。

控除の額を増やし、課税対象額を抑える、
これで、節税対策もばっちり!と税金のことだけ考えていたら
それも確認が必要。
控除を増やす前に大事なのは、
控除のための出費が増えていないかということ。
ついつい目の前の節税を気にして、いろいろやってみたけど、
結果お得にならなかった、なんてこともある。
なんとなく得しそう!は危険。
どれくらい支払うと、どのくらい節税効果があるのか見極める必要がある。
面倒かもしれないけれど、今の生活が犠牲になるよりはまし!
どんな種類の控除か知ることも大事。
いろんな種類がある分、考えて活用する必要がありそう。

自分の給与明細と控除を見比べる時に、自分でよく調べること。
お金に関するアンテナを立てるだけでも、情報がいろいろ入ってくる。
ただ、それだけだと知識が偏ることもある。
法律や制度は頻繁に変わるから、個人の力では追いつけない。
そこで、自己流に自分の学びを深めていくだけでなく、
税理士などプロの力を借りることも必要で、
両方があることで自分のお金を守ることができる!
漠然と将来を考えるのではなく、確かな知識を得て
目の前のことから一歩ずつ固めていく。
できることがどんどん増えて、豊かになる。

&moneyでは、個別に当てはまる細かい情報や
具体的な数値を使って、着実に学びを進めながら、
自分の資産を増やしていくことができる。
「守り」の次はどうやって増やそうか?
知識を得ると、次の一歩が踏み出しやすくなるし、楽しくなる。
自分の将来がワクワクするものになってきた。

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