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ど素人はどうあればカフェにお客様が来ると思っているのか

こんにちは。みるださんです。

ちょっと変わったタイトルをつけてみましたが、なんてことはありません。
自己反省も込めていきましょう。

先日、あるカフェオーナーさんが店に来られました。
その方は、隣の市の某有名な神社の参道でカフェをされていて、初めてお会いしたときは経営に悩まれているようでした。

私はお話を聞いたときには「神社の参道なら土日なんては人も多くていいんじゃないのかな、家賃も高くないみたいだし」と思いましたが、どんな場所か見てみたくて後日お店に伺ってみました。
平日&まだコロナ禍ということもあり、ほとんど人は通っていませんでした。キツいですよね。

それでもその方は「新しいメニューを作ってみたんです」と私に美味しいアップルパイを出してくださいました。
色々試行錯誤されているんだな、頑張って欲しいと願いました。

それから程なくして、彼女が店を畳んだと知りました。

久しぶりの再会でうちがやっている間借りカフェの話になり、
「みるださんのやっている間借りは興味はあるけれど、手に自信のない人向けだなと感じたので私には合わないと思った」と言われました。
実際、そのとおりです(そう感じていただけたのなら私としては嬉しい)

お話を聞いていると、彼女は自分の料理や手の速さには自信があり、「美味しければやれる」と考えていたようでした。
一方、料理は嫌いではないけれど上手くもない私は、「ハコさえ綺麗に磨けば」と思い、身の丈に合わない資金をかけて店を作り、借金を抱えました。
二人共苦しみ満載(笑)

自分の得意を尖らせて差別化を図れとか、競わず勝てとか言われるけれど、ど素人の得意やこだわりなんぞ屁の突っ張りにもなりません。
特にふんわりしたカフェという業態はなおさら。

自分が大切だと思うことを磨くことより
足りない部分をどう補完するかを考えるほうがいいのかもしれません。
大切なことは、ことカフェの経営にあたってはもう十分磨いてあるのかもしれません。

ちょっと隣の街にだって、悩んでいるカフェオーナーさんがいます。
この世の中にはもっと多くの同じような方がいるんだと思います。
もちろん私もその一人。
でもみんな頭をひねり身を削らせて頑張っているんですよね。

飲食店はその利益率の低さから辞めたほうがいいと言われます。
特にカフェはどのメディアをとっても潰れる業態ベスト3に入れられます。
でも世の中から飲食店やカフェがなくなったらみんな困る。
困るのにぞんざいにされすぎている。

そんな厳しいカフェの経営にもう少し立ち向かっていたいと
彼女を見送りながら思いました。




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