運命を感じた人③

３回目のデートは中間のターミナル駅で、お互いの愛犬と犬カフェデートになりました
私は結婚したら日曜の朝に夫婦で愛犬を連れてをカフェに行くのが夢でした
まだお付き合いもしていませんが、半分夢が叶った気分です

同じ犬種なので話は途切れることもなく、冗談を言い合ったりして過去一と言っていいほど一緒にいる時間が楽しかったです

前回のデートで重要なことは伝えてあるので、今回はすごく楽な気持ちで臨むことができました
あとは彼女の恋人基準に私が届いているかどうかです

彼女から次のデートの提案があり、池袋でお会いすることになりました
勝手知ったるホームグランドなので、盤石の態勢で告白をしたいとおもいます

今回は初めてお会いしてから次のデートまでは約２か月です
彼女の中でいい結論が出ていることを望みます

みっちゃんのときは初めは彼女も乗る気だったので、彼女から交際を促すような素振りもあり、それに沿う形で告白できたのでよかったのです
今回も普段から私が送らなくても彼女からメールがよくきますし、私としてはOKしてもらえるだろうと考えていました

犬カフェで何枚か写真を撮っていたのですが、後日かわいらしく加工してメールで送ってくれました
私も彼女と犬の写真を一枚撮らせていただいたので、印刷して次の時に持っていくことにしました

４回目のデートは東池袋の駅で待ち合わせ、地下道でサンシャインに行けるので、もし雨が降っていたとしても傘を差さずに移動ができます

待ち合わせ場所で待っていると、今までと違った服装で彼女が現れました
ずっとジーパンだったんですけど、初めてスカートで来てくれました
上着も全然違うので印象が変わりますね、私も自分なりにおしゃれな服装で来ました

今日の予定はメールで二人で相談しながら決めました
お昼を食べて映画を見て、ペットショップに行きます
その後でいよいよ告白です

軽めの食事を済ませて映画館に、もう上映開始から３週間以上経っているので座席は好きなところに座れました
ドキドキする展開ですけど吊り橋効果は無理でしょう
楽しんでもらえればそれでいいです
そのあとはペットショップで子犬や子猫をみて癒されてきました

完全に暗くなる前に人気の少ないところに行くプランだったのですが、彼女がなかなか隙を見せてくれず、流されるまま駅に向かうことになってしまいました

駅に着いてしまったらどうにもならないので、地下道でちょっと足を止めてもらいたく声をかけたのですが

彼女「なになに！？どうしたの！？」

と声をちょっと荒らげて言われてしまい、正直終わりました
告白する前からショックを受けてしまいました
彼女としてはそんな気持ちで今日に臨んだわけではないようです

たぶん彼女の希望は私ではないのだろう
でも最後に気持ちだけは伝えたかったので

「これからもデートを重ねていきたいので、結婚を前提のお付き合いをお願いします」

もちろん返事はありませんでした
返事を聞くのも申し訳なかったので、行きましょうとホームまで見送りましたけど、お互いに早く立ち去りたい感じでした
可能性は０じゃないにしても、この雰囲気で告白するほうがおかしいという流れです

私の中で荒らげた声を聴いた瞬間に、もう無理だ終わらせようという気持ちが強くなってしまったのかもしれません

その夜からはあれだけやっていたメールのやり取りもほとんどなく、私も完全に諦めてしまいました
でも返事くらいはもらってもいいだろうとおもったので、九日後に「お返事はメールでもいいです」と伝えると

「真面目でいい人なのでお誘いをお断りできませんでした。お話しててとても楽しかったのですが、どうしても恋愛感情を抱くことができませんでした」

と言われましたが、彼女から次のデートの話が出たときもありました
彼女なりに努力はしてくれたんだとおもいますが、４回目のデートってほんとに期待してしまうんです
（嫌なら４回も来ないだろうという考えです）

私ももう気持ちは次の人に切り替わっていましたけど、告白当日はすごく考えてしまいました
おめかししてくれたのは何のためだったんだろう

趣味嗜好や細かい考え方も全てがマッチしていたので、やっと出会えたと私一人で舞い上がっていたわけですが本当に残念でした