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年の差交際二人目⑤

いよいよご挨拶の日が来ました
小心者なのでドキドキですけどできる準備はしましたので、あとは成り行きにまかせます

私の母親は当時80近かったので、今回は私一人だけにさせていただきました
社長の奥さんが家内と同郷なので、一緒に行こうかと言っていただいたのですが、さすがに遠慮させていただきました

これについてはご家族にもご理解をいただけて、もし結婚が決まれば改めて東京でご挨拶しましょうということになりました

お店の方はおんちゃん家でご用意してくれたので、駅で彼女と待ち合わせして一緒に向かいました

おんちゃん「そんなに緊張しなくていいよ、別に怒ってるとかそういうわけじゃないから」

そうはいっても人間第一印象が全てですからね
実はこの一か月間の電話での話し合いで、私も彼女もすでに結婚する気になっていたのです

当初の予定は「おんさんとお付き合いさせていただいておりますレオです」だったのですが、このときは「おんさんと結婚させてください」に変わってしまいました

二人で個室の間に入ってネットで調べたとおりのご挨拶
数分雑談をしながら本題に移ります
おんちゃんの親御さんからは私の仕事や家族・持ち家についてご質問がありました

やはり私の年齢が話題に上りましたけど、今時珍しいことでもないという雰囲気になんとか落ち着きました
その分同じ会社に20年以上勤めていること、持ち家がありすでにローンを10年以上払っていることで生活面では安心してもらえたようです

話がある程度進んだところでご提案があり、結婚する前に一度同棲をしなさいと言われました

結婚そのものに反対はしないけど「とにかく一緒に住んで、合うか合わないかを確認したほうが、戸籍上お互いのため」と言われたのでそうすることに決まりました

二人の間ではすでに結論は出ていますがごもっとものお言葉です
ただおんちゃんはすでに会社に退職の意向を伝えていますし、彼女からすれば簡単に後戻りはできないので、もちろん結婚する覚悟です

この後はホテルで着替えて二人でドライブに行き、順序が逆になってしまいましたけど、電話ではなく直接プロポーズができました
私の言葉にうなずく彼女をずっと守っていきたい、そうおもいました


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