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NES BANDをすべてのファミコンネイティブ世代に捧ぐ

80年代生まれのわたしは生まれた時からゲームのある生活でした。ファミコンネイティブ時代を生きたわたしにとってピコピコした音になんでか妙に惹かれてしまうという性質があります。

一通りの名作のファミコンソフトが遊んだし、家にはソフトがごっちゃりと入った段ボール箱もありました。

何度もカセットふうふう息を吹きかけても映らないデリケートなソフト。よくよく考えたらあれっておまじないレベルだよね。でも魔法のようだった。だって本当に映ったんだもん。

ソフトを床に落としてしまって、セーブデータが残っていますように…とスイッチを入れるあの瞬間の祈るような気持ち。だいたいダメだったけど。すっごい落ち込んだけど。

これぞノスタルジー。

心のどこか奥の方にこんな思い出を持っているのならいますぐNES BANDを聞きましょう!

ファミコンの音は全部で4音、4チャンネルと言う呼び方をしています。
ファミコン実機を音源として1人1チャンネルを担当して4人で生演奏するバンド、それがNES BAND。

ロックマン3 / NES BAND

ロックマン2のステージ音楽って本当にかっこいいんですよ!いやファミコンのロックマンシリーズ全般に言えることなんですけど、ファミコンでこんなかっこいい音楽作れるのすごくない?って小学校のとき思ってました。

動画の中にはないものもあるけど、メタルマン、エアーマン、バブルマンのステージBGMがわたしは特にお気に入りです。

人間が作ったものをファミコンが機械的にゲームの中で音を鳴らしていた。それをまた人間が取り出して分解して生身の人間が演奏することにそこはかとないアートを感じてしまうのであります。

他にも懐かしいゲームをNES BANDが演奏しているものがたくさんあります。個人的お気に入りをもう一つ。オチが最高。

NES BAND / アトランチスの謎メドレー

演奏のあとには解説もついてます。

今となってはファミコンの実機も持ってないしソフトも全部売り払ってしまったけれど、子供の時にやり込んだゲームの音楽って絶対忘れないよね。

もしかしたら記憶の底に沈んでいってしまったかもしれない、ゲーム音楽の思い出にNES BANDが光を当ててくれたから、わたしのノスタルジーはいつだって鮮やかな色で蘇らせることができるのです。

ありがとー!NES BAND!