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浮かれたっていいじゃないか

一気に、本当に一気に春めいてきた。「立春なんて嘘じゃないか」と文句を言っていた半月前の僕を春一番は吹き飛ばしてくれた。

そそくさと分厚いコートをしまって、ヒートテックに別れを告げた。とにかく暖かいだけで心がワクワクしてしまうし、つまるところかなり浮かれてしまっている。

毎年この時期に開催しているピクニックが今年ももうすぐやってくる。去年、一昨年はどうだったっけ。こんなに暖かかったっけ。
去年は途中で雨が降っちゃった記憶がある。
一昨年は…確かカラオケで泥酔した人がいた。
その前は多分そのまま8キロくらい歩いた気がする。

今年はどんな感じになるだろう。晴れるといいな。
今のところ、例年よりも上手に服装を選べているみたいで、この時間も心地いい。

一昨日友達と会った時に「春のいい匂いがする」という言葉にめちゃくちゃ強く同意してしまった。
春の風が運んでくるこの香りがさらに僕を浮かれさせる。

しかし春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、とにかく眠くて仕方がないな。今日だってホントはもっと早起きする予定だったのにめちゃくちゃ寝てしまった。
冬は冬で布団から出れないし、暖かくなったら目は覚めない。
できることならこのまま布団の中で過ごしたいと何度思ったことか。

そういえば、皮膚科に行かなきゃいけないとずっと思っていながら寝坊をするせいでなかなか行くことができないでいる。
ついにこの前夢に出てきた。出てきたというか、夢の中で皮膚科に行った。

しかし、僕もそんな夢を見るなど大人だなぁと感慨深くなる。いくら病院に行かなくてはいけないとはいえ夢にまで見ることになるとは。
もちろん、本当の大人はそんなことが起きる前にちゃんと皮膚科に行くんだろうけど。

やらなきゃいけないことは目の前に山のように積まれているが、しかしどうにも暖かくて…と言い訳。冬は「寒くて…」と言っていたのだから我ながら都合がいい。

まあいいじゃないか。こんなにも素晴らしい気候なんだからすこしぐらい浮かれたって。あと1週間くらい、いつものピクニックまで浮かれ倒させてもらおう。

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