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仕事で自分のセンスって、いつまで通用する?問題

読者の様々な悩みに、佐久間Pが回答しています。

今月のお悩み

センスを求められる仕事が減ってきた…
(47歳・スタイリスト)

広告のような仕事のオファーはくるけれど、最先端のセンスや流行を求められる仕事が減っている気がします。細かい作業を受けられるほど体力はないし、かといって再就職先を見つけるには年齢的に遅い。職業は違えど、フリーランスで働く人を多く見ている佐久間さんなりの見解やアドバイスがあればぜひ。



■佐久間Pからの回答

センスだけに頼らず、〝好き〞がベースの新たな武器を携えよう。

僕もできているかはわかりませんが、それを前提で話すと……センスで勝負できるのは、ひと握りの天才を除いて40代半ばまで。
ピークは約4〜5年で、あとはズレるものと理解して、仕事をする人が生き残っている気がします。フリーランスは、管理する側にもなれる組織人ではないから、錆びないよう若手にまみれてセンスを試される最前線に身を置いておくことも必要。


でも一方で、年次に合わせた別の武器を意識的に獲得していかないと、仕事の幅は狭まる気がします。たとえば、お笑い系一筋だった放送作家なら、同じ職業内でジャンルの幅を拡げたり。あるいは経験を活かして養成所や専門学校で指導する立場にシフトしたり。
どちらにしても、にわかファンや流行りもの好きで終わらないために、戦略ではない〝好き〞が根っこにあった上で、他人に自信をもって語れるくらいまで突き詰める
同時に持ちうる武器のうち今の時代に通用するのはどれかを常に把握しておくことも重要です。


天才以外のフリーランスは、年齢を重ねるほど教養人柄のどちらかがないと仕事は減っていくもの。だからこそ、現場での態度や仕事への姿勢も侮れません。
たとえば、感情をあらわにして「熱い奴だ」と言われるのはせいぜい20代まで。その場にいるだけで圧になる30代以降は、ただの面倒な人になるので、普段から仕事上でいい人として行動するクセをつけておきましょう。
それは誰かの言いなりになるということではなく、何を求められているかを理解した上で、期待値以上の結果を出す努力をするとか、相手が知る自分とは別の引き出しを提案できるということ。目の前の仕事を真剣に楽しめる人であることを指します。

出典:SPUR 2023年 6月号


感想

年齢によって、周囲に求められる内容も変化していきますね。人気がある間に水面下の努力も怠らない。
島田 紳助さんも、年齢で求めれる内容の比率が変わっていく事を過去に語っていました。参考にしたいですね。

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