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小説を書くことで、新しい何かが始まる其の拾

恋愛小説を書くと、人生がかわると話したら、ぼくには書けないといわれました。誰にも書けるのです。

0. 入門編  
おとぎ話の最後のパートから書き始める。
王子さまと、幸せな結婚をしたシンデレラは、その後どうなったのか。眠り姫を起こして結婚した王子様はどうなったのか。あなたの知っている物語の続編を書いてみましょう。

  1.  初級編
    「ひと、モノ、お金、時間」の制約から逃れ、思い切り贅沢な舞台設定、予算は無視して、お金は湯水のごとく使う。画面越しでも、スクリーン越しでもいいです、最高の彼、または、彼女から、あなたが言ってほしかった台詞をいわせましょう。それを毎日五行づつ書いて、継続させる。

  2.  中級編
    人間関係の改善です。苦手な相手からの攻撃、あるいは暴言、これをチャンスと捕らえ、自らが受け止めるのではなく、冷静に観察者になってメモを執る。それを物語の中に登場させるのです。もちろん、一部変換、全部変換が必要でしょう。絶世の美人で性悪とか、美男なのに、口が悪いとかそこはあなたのお好みでいじりましょう。これが物語の中のアクセントになって、人物描写が簡単にできます。

  3.  上級編
     好きな作家の文体を真似て描いてみる。いろんな作家のブレンドもありです。一日五行をつづけましょう。映画をみたら、それを膨らませてストーリーを考える。骨格作りなので、シンプルがいいのです。

  4.  応用編
    書くのはどこでもできます。すき間時間を活用しましょう。時間も場所も自由、一日どこかで五行かけばいいのです。バスを待っている時、病院にいるとき、あるいは電車の中で、スマホに打ち込んで自分あてに送ると、あとは編集するだけですみます。

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