適当は、正しく使いたい

今朝、目覚めたら、霧が出ていた。この細い水滴の塊、秋は霧と呼んで、春は霞というのだそうだ。江戸のくずし字の先生に教わった。

適当という言葉を、「いい加減な意味」で使っている人もいるが、正しくは、「ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。また、そのさま」。

だから、適当な仕事というのは、実は手抜きやいい加減なことではなく、うまくきちんとやり遂げることをいうのだ。わからないひとに適当にやってくださいなんて、丸投げしたら、後が怖い。どんな結果がでてくるのだろうか。
まあ、そういう怖い思いを何度か繰り返して、大人になっていくとも言えるから、経験は大事なのかもしれない。

たまたま見た動画で、いつものように適当に〇〇しますと解説されていて驚く。時間を使ってみてもらうのだから、ここはきちんと正しい説明がほしい。日本語が変化していて、乱れているともいうが、境界線があいまいになって、なんでもOKという人が出てきている。言葉は使う前に辞書をチェックしましょう。四文字熟語なんて、思いちがいもあるから、確かめた方がいい。ネットで知らない言葉と出会っても、調べなおす。知識なんて、限られているから、日々教わるのも大切なのだ。



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