⦅メディアの怖さ⦆「オーストラリアの炊き出し列に日本人が並んでいること」について物申す。
こんにちは、オーストラリア在住3年目のMilaです。
今回は直近日本で報道された、
オーストラリアの貧困者向け炊き出し列に日本人が多く並んでいた件について
私の意見を書こうと思います。
Yahoo!ニュースにもこのように掲載されていました。
またワイドショーでも取り上げられていました。
わたしも親戚から「こんなニュースあったけど大丈夫?」と、わざわざ連絡がきたくらいニュースを見た人にとっては衝撃的なニュースだったと思います。
ただこのニュースを見て、オーストラリアに住んでいるわたし自身が色々考えさせられることがありました。
今回はオーストラリア在住3年目のわたしが、
このニュースについて思うことを発信します。
メディアに振り回される怖さ
少し前まで出稼ぎ出稼ぎって言ってなかったっけ?
わたしがいちばんに思ったのは、「少し前まで出稼ぎ出稼ぎって日本のメディアで言われてなかったっけ?」ということです。
実際にそのニュースを見て、夢と希望を持ってオーストラリアに来た日本人も多いと思います。
わたし自身は出稼ぎ報道がなされる少し前に来ましたが、
確かにこちらで会う日本人の中には「稼げると聞いたから来た」という方も多くいました。
ここ2〜3年オーストラリアの状況はそこまで変わっていない現状
では、以前まで「出稼ぎ」と報道されていたのに、
今は突然生活苦で炊き出しに行かないといけないほどの経済的状況にオーストラリアが変化したのかというと、
わたしは正直そこまで変わったとは思えません。
わたしが来た2年ちょっと前も、家と仕事は見つけづらいと言われていましたし、
みんな苦労していました。
(家探しについてはこの記事で詳しくお伝えしています)
なので、ここ1〜2ヶ月でいきなり「出稼ぎ」から、
「炊き出し」になるような大きな状況の変化はないとわたしは思っています。
メディアを鵜呑みにして、自己責任を放棄する危険性
この件からわたしが感じたことは、
「メディアを鵜呑みにするのではなく、複数の情報源から情報を収集すること」
「自分で決断したことへの責任は自分が取ること」
この2つです。
人間は意識しない限り、自分が見たい情報や都合の良い情報しか見ません。
しかし、どんなに良い情報にも必ず裏があります。
そんなに良い情報なら誰だって他人に教えたくありません。
じゃあなぜわたしがnoteで情報発信をしているかというと、わたしはフリーランスでライターの仕事をしています。
そのためnoteをポートフォリオ(実績)代わりに使っています。
またライターなので、noteで文章を書いていろんな人に見てもらって、コメントや意見をもらうことがライターとしての勉強にも繋がります。
少し話が外れましたが、今回のメディアの件で言うと
『「出稼ぎ報道」で実際にオーストラリアに来たけれど生活苦に陥って炊き出しに行っている』
ということでしたね。
逆に日本に住んでいる外国人を見てみてください
もちろん国の状況は違いますが、
日本に住んでいる外国人は、日本に何の準備もせず来て、仕事できていますか?
そんなことないですよね。
今はいろんなところで日本で働いている外国人を目にしますが、
みんな日本語が上手ですよね。
もしかしたら職種によっては言語レベルにばらつきがあるかもしれませんし、
英語や母国語で仕事ができる職場もあるかもしれません。
ただ言えるのは、
何の準備もせず、いきなり言葉が違う外国に行ったからといって稼げるわけがありませんし、
オーストラリアで日本語を使ってできる仕事があるとすれば、競争率も激しいはずです。
わたしもオーストラリア行きを決めてから約半年あったので、
その間はほぼ毎日オンライン英会話をして日常的な英会話は話せるようにしてからオーストラリアに向かいました。
そのおかげもあって仕事探しや家探しも、思ったより苦労はしなかったなと感じています。
しかし今までの「出稼ぎ報道」の都合の良いところばかり見ると、
「オーストラリアに行けば稼げるんだ!」と思ってしまう人もいますよね。
大事なことは
ポイントは2つです
大手メディアやSNSで都合の良い情報だけではなく、都合の悪い情報(物価が高い・仕事が見つけづらい等)もしっかり読むこと
最終的にどんな選択をしても自己責任で考えること(「誰々が言ったから」「SNSに書いてたから」は甘いです)
この2つだと思います。
誰かが言っていた情報を見てオーストラリア行きを決めたとしても、
別にその発信者が読者を脅してオーストラリアに来させたわけではないですよね?
つまり言葉の通じない海外に行くと決めたのはその人自身なのです。
もちろん海外に来ることは大きな決断で、時には流れに身を任せたり、思い切って大胆に行動することも大事です。
しかし都合の良い言葉に流されず、物事の両面を見た上で自分で納得ができる選択をすることが大事だとわたしは思います。
自分を守るのも成長させられるのも自分自身
ここまできつーいことばかり書いてきましたが、
人間誰しも失敗はありますし、予期せぬ出来事でお金がなくなることだってありますよね。
そんな時はもちろんこういったサービスを活用するのは大事です。
ただその時に覚えていて欲しいのは、
「タダでは起きない」「感謝を行動で示すこと」ことです。
つまり自分が「失敗した」と思った時にそこから学ぶこと、
またその時に支えてくれた人に恩返しをすること、そのことが1番大事ではないでしょうか?
まとめ
今回わたしも日本人がオーストラリアで炊き出しに受け取り手として参加しているという報道を見て、本当に驚きました。
いろんな意見があるこの報道ですが、
皆さんはどう思いましたか?
よかったらコメント欄で教えてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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