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オーストラリアに来てQOLは下がったけど心は豊かになった件について

こんにちは、オーストラリア在住3年目のMilaです。

本日は「オーストラリアに来てQOLは下がったけど心は豊かになった件について」書いていきます。

一見矛盾して見えますよね。

日本での私の生活や、今のオーストラリアでの生活について書いてお伝え出来ればと思います。

最後までぜひお読みいただけると嬉しいです。


日本での生活

人材会社で勤めた5年半

日本では大学院を卒業後、新卒として大手人材会社て5年半勤めました。

総合職として転勤も多く、東京(都内で引越し1回)→福岡→東京(また都内で引越1回)と5年半で4回の引越を経験しました(笑)

朝も始業は8時半だけど、遅くとも15分前にはいないといけない暗黙のルールがあったので大体8時には到着、
終わるのは早くて19時30分から20時、遅ければ11時ごろまで働く日もありました。

忙しく充実してたけど心はすり減る日々

忙しかったですが、仕事のやりがいもあるし、給与もかなり良く、職場の仲間にも恵まれていました。

ただ人材会社、つまり人を商材として扱います。
そのためモノと違って、人それぞれ自分勝手に動くので、心労はとにかく絶えなかったです。

例えば派遣事業で勤務していた時は、土日朝夜関係なく派遣スタッフさんから「契約満了前に辞めたい」と何度も電話やメッセージが来て、
24時間365日気が抜けず対応をしていました。

派遣スタッフさんが連絡無しに来なかったら、スタッフさんの安否確認と、企業にもすぐ報告しなければなりません。

そのため、以前有給を使って母と沖縄に行った際も、首里城を歩きながらずっとトラブルの対応をしていた記憶があります。

無形商材=営業がその商品のイメージになる

また無形商材、つまり買う側がはっきりとその形やものを見ることができないサービスを売る以上、営業の身なりや清潔感で商品のイメージも決まります。

派遣や人材紹介なら「この人身だしなみもしっかりしていて、礼儀正しいし、きちんとした人を紹介してくれそう」という感じです。

なので当時身だしなみには毎日かなり気を遣っていたように思います。

休みの日はとにかくコスメを買い漁る日々

そんなストレスの溜まる生活だったこと、また求められる身だしなみを維持するために、休みの日はコスメを買い漁る日々でした。

SHIROの新作が出たら必ず試しに行ってそのままなんだかんだラインで購入し、IPSAでは月1回肌診断を受けて毎回いろんなスキンケアを購入してました。

美容院に行くのも大好きで、月2回くらいカットとカラーで分けて行っていたと思います。あと大体ヘッドスパもつける。

そして美容クリニックに行ってレーザー治療、
眉サロンで眉カット、
ネイルも3週間に1回は変えて、
週に1回はマッサージや整体、たまにアーユルヴェーダのトリートメントにも行く。

ご飯はめんどくさいからほぼ出前館。

こんな感じで仕事のストレスを全て美容に注ぎ込んでいたと思います。
(今振り返ると当時これだけ注ぎ込んだのも楽しかったです笑)

この生活を続けられるか不安だった

その当時の彼氏(現在の夫)との結婚を前にして、ふと「こんな生活いつまで続けられるんだろう」「自由にお金が使えなくなったらどうやってストレス発散しよう」と考え始めました。

幸い収入が高かったので、こんな生活をしていても240万あった奨学金は4年で完済して、貯金も贅沢しなければ2年くらい都内でニートできる程度はあったと思います。

しかし今の生活のまま結婚して、家事をして、子どもも産んで、って出来るのかな?でもわたし契約社員で働きたいわけじゃないんだよな、と色々悩んでいた時期でした。

オーストラリアでの生活

そんな中、色々あり前の会社を退職し、オーストラリアでの生活を始めました。

色々については下記記事をご覧ください。

贅沢はできなくなった

オーストラリアに来て、正直贅沢は全く出来なくなりました。
なぜなら、ニュージーランドに移住するにあたって300万円の学費や当面の生活費などを貯金しているから。

そして物価高もあるので、同じような生活をしたかったらどんなにお金があっても足りないと感じると思います。

最初は以前の生活とのギャップに苦しくなり、自分が「みっともない」「情けない」「恥ずかしい」と感じることもありました。

人間の欲望に際限はない

しかし、そんな生活が急に変わった中で気づいたことがあります。
それは「人間の欲望に際限はない」ということ。

以前までの贅沢を続けていたら、おそらくもっと贅沢をしたくなっていたと思います。

ただオーストラリアに来て日本ほど便利で安くサービスを受けられなくなったこと、またそこまで他人を気にしないオーストラリアの文化も相まって、
だんだんと「着飾ることよりも自分のやりたいこと・目標に向かって頑張ろう」と思えてきたと思います。

オーストラリアでの身だしなみ

また、オーストラリアでももちろん身だしなみが綺麗であることに越したことはないと思います。

しかし、日本ほどばっちり化粧するし必要もないですし、肌のシミなんてそこまで気にしてません。

化粧にお金をかけるよりも、最低限の清潔感は維持しつつ、オーストラリアならではのちょっとした会話が出来る教養やコミュニケーション力にお金をかけた方が良いと感じます。

お金を出す前に「自分で工夫出来ないか」を考える

とはいっても、引き続き美容は大好きなわたし。

自由に使えるお金が少ない中でも工夫出来ないかと、色々今も試しています。

例えば今までは美容クリニックに行ってたシミ対策も、もっと日焼け止めをこまめに塗ったり、洗顔を泡だらけにして刺激を少なくしたりして予防に力を入れるようにする。

ヘアケアも自宅で出来るブラッシングやかっさを使って自分でヘッドスパをする、
マッサージが出来ない分自宅でヨガやストレッチをして疲れにくい体を作る、など。

自分の体一つ、もしくは少しだけ道具を買うお金があれば出来ることもたくさんあるんだなと思いました。

私は以下の道具を日本で買って、自分でケアしています。

・ヘアケア
これがあれば髪を傷めず早く乾かせます。
紫外線の強いオーストラリアでは「いかにダメージを防ぐか」か大事です。

別記事でお伝えしましたが、日本と違ってヘアミルクは全く見かけません泣
日本で買ってくることを強くお勧めします。

なかなか日本みたいにヘッドスパにはいけないので、自宅でやってます。

好きな服なら多少ヨレててもずっと着たい

また以前までは「デートには同じ洋服をなるべく着ない」「少しでもヨレたら捨てる」「ヒールの高さが女子力の高さ」という謎ポリシーがあったわたし。

オーストラリアに来てからは、「どう見られるか」よりも「自分が着ていて心地よいか」「自分らしいと感じるか」を重要視するようになりました。

なので気に入ったTシャツは毎日でも着ますし、
多少ヨレてもなるべく大事にしながら着続けますし、
たくさん健康的に歩きたいからヒールなんて2年くらいもう履いてません(笑)

最初はそんな自分を周りはどう見るのかを気にしてばかりでした。
でも道ゆく人にどう思われても、友達や家族にどう思われても、自分の人生の主役は自分なんです。

人間死ぬ時に「この人生後悔なく楽しめたなあ」と思えるかは、自分の行動や思考だと思っています。

なので、日本にいる時より確かにQOLはかなり下がったと思います。
でもそのおかげで気づいたことも多く、少ないお金でも満足できる心の豊かさが手に入ったと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
海外で生活していると日本の便利さに気づく反面、不便に感じて生活の質が落ちたり、以前までの生活に戻りたいと思ったりすることもありますよね。

ただ今いる場所でできる工夫や、その生活を選んで良かったことに目を向けると、心がより豊かになるのではないかなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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