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ブライトン #1 予約していたタクシーの迎えは来ていなかった。飛行機を降りてから、息を詰…
ブライトン #2 私が借りた部屋は、海沿いの道路からちょっとだけ奥まったロータリー沿いに…
ブライトン #3 死んだように眠るとは多分このようなことなのだろう。朝方に一度トイレに…
ブライトン #4 アビーとデレクが、私に出るのかと聞いたアートフェスティバルというのは…
ブライトン #5 アパートから東へ、街の中心部とは逆方向に十分ほど歩くと、ブライトンマ…
ブライトン #6 まずは街一番の観光名所、ロイヤルパビリオンへ。入場料は十ポンド。外観…
ブライトン #7 翌日、筋肉痛に苦しみながら日課の散歩へ行き、アパートへ戻ろうとのんびり歩いていると、アビーの車が海岸沿いの道に停まっていることに気づいた。 中を覗いてみると、アビーが運転席に座っていたので、助手席の窓をコンコンと叩くと、アビーがこちらを向いた。 私は、ハッとして、しまった、と思ったけれど、泣き顔のアビーが窓を開けたので、ハーイ、というしかなかった。 アビーは、涙を拭きながらハーイといい、それから、ごめんなさいといった。そしてまたはらはらと涙をこぼす。
リスボン #1 ロンドンから飛行機で二時間半、リスボンは暑かった。タラップを降りた瞬間…
リスボン #2 このホテルのデザインには本当に感嘆する。ロビーの脇のレストランで朝食を…
リスボン #3 真新しい服を着て、今日はツアーバスに乗ってみようと思い、部屋を出てエレ…
リスボン #4 リスボンではホテルに滞在しているけれど、住んでいるように旅をしたいとい…
リスボン #5 お昼過ぎまで眠り、お腹が空いてきたから起き、人恋しくなってきたから外に…
リスボン #6 晴天の朝、新しいジーンズと新しいシャツと新しい帽子を被り、西へ向かうバ…
リスボン #7 雨の音で目が覚める。カーテンも閉めずに眠っていたので、早朝のしとしと雨が、点々と窓ガラスに描く模様が目に入った。疲れた身体には曇り空がやさしく感じられ、シャワージェルをたっぷり入れて浴槽に湯を張る。 ゆっくりと朝風呂に入り、ふわふわのバスローブに包まれてベッドで果物を食べ、テレビを観る。昨夜から降り続いていたらしい雨は、だんだんと小降りになってきて、西の空がかすかに明るかったので、出かけようという気になった。 旅先で、その街の動物園に行くのが好きだ。世