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【感想】最強のポジティブチーム


ポジティブは才能を勝る!

スターがいなくても勝てる組織の作り方。

賛否両論がありそうだが、個人的にはすごく組織づくりのヒントが詰まっていると感じた。

数多くの組織の成功例や科学的な解釈が含まれているため信憑性が高い。


※以下、内容から抜粋

「ポジティブ」

現実から目を背けて、ポジティブなふりをするのではなく、決して平坦な道ではない現実を受け止め、互いに協力して困難を乗り越えていく。

真のポジティブが大切である!


「愛情」と「責任」

愛は人間関係を促進する。

責任はその関係を偉大さへと導く。

つまり自分とチームが愛情で結びつくことが一緒に偉大なことを成し遂げられることにつながる。

愛情だけのチームは、正しいことをしていない人がいたとしてもかばい、お互いに良いところを引き出せていなかった。

そこに責任がプラスされることで、愛情をもって励ますようになる。サポートし、お互いの良いところをひきだすようになる。


この本には様々なスポーツチームを題材としている。その中にはラクロス部も多く出てくる。

2017年全米チャンピオンになったメリーランド大学ラクロス部。

42年間で幾度も決勝に進むも、あと一歩のところで優勝ができてない。

選手たちには絶対に勝たなくてはいけないプレッシャーがかかっているのではないかと思うが、メリーランドは自分たちのために勝とうとしていなかった。

応援してくれる人のため、過去優勝できなかった選手たちのため、コーチのため、がんと闘う名誉チームメンバーの少年のため、大学のため。

自分のためにではなく、周りの人たちのためにプレーすることに集中したから優勝できたのである。

ここには愛情と責任が伴っている。

自分のためにという考え方ではなく、周りの人たちのためにという考え方がポジティブな思考につながる。




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