【ストレスと免疫】
仕事や学業に就いていると当然疲労がたまってきますよね。 休んでも休んでも疲れがとれないというようなこともよくあります。
こういった疲労は慢性疲労と言われますが、この慢性疲労には原因物質があるとされています。
その原因物質は「TGF-β」とよばれ、元々はウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入した際、脳から発せられる攻撃命令を免疫細胞に伝える物質です。
慢性疲労の人ではこの物質が常に作られ続けているのですが、その原因はストレスです。
人が何らかのストレスを抱えているとき免疫細胞の働きは低下します。
このため、攻撃命令を伝えるTGF-βがどんどん放出されていくのです。
過剰に生産されたTGF-βは、脳内の物質に作用します。
グルタミンやGABAなどの神経伝達物質の合成を低下させます。
これらの現象が絡み合い、脳内で情報がスムーズに伝わらなくなり、結果としてだるさや集中力の低下などが引き起こされ、これを疲労と感じるのです。
ストレスを貯め込まないようにするためにも疲労を回復するためにも運動は欠かさないようにすることが重要です。
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