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初めてオンラインイベントに参加してみた話。

 2024年6月30日(日)に、初めて創作系のオンラインイベントに参加してきました。
 一般参加だけでなくサークルとしても参加してみたのですが、参加申請したあとから終了後まで、とても楽しく過ごせました。(実は現在進行系)


イベントに出てみようと思ったわけ。

 2023年秋頃から、オリジナルの紙ものを制作し始めていました。
 作ったら人に見せたくなると言うもので、InstagramやらX(旧Twitter)やらを登録し、プレゼント企画をやってみたりネットプリントを出してみたりしたのですが、モチベが上がりきらない&持続しない。
 そこにタイミング悪く体調を崩したり、家族が倒れたり、スマホが限界来てしまったりで、一時中断しておりました。
 多発していた問題が少しずつ収束してきた頃、脳内にレトロ風チケットのデザイン案がバババッと浮かび上がり、妙な制作意欲に取り憑かれてしまったのです。
 気がつけば、2、3日で17種類くらい制作し、紙やらミシン目カッターやらを購入して、ガッツリ実物として制作してしまったわけです。
 そうすると人に使って貰いたくなりますよね?
 またプレゼント企画をしても良かったのですが、販売してみたいなと言う気持ちもあり、手作りサイトへの登録+イベント参加を考え始めたのでした。

もぎるタイプのレトロチケット風コラージュペーパー作りました。

ネットイベントを選んだわけ。

 最初はリアルイベントに参加してみようと思ったのですが、結構ハードルが高くて断念しました。
 どんな理由かと言いますと、↓

  • 参加費がそこそこお高い。

  • そして椅子と机のレンタル費もプラスされる。なんなら自前準備。

  • 什器や在庫などの運搬方法と送料も考えないといけない。

  • それら出費に見合った作品の制作数と値付け。

  • イベントによったら青空会場なので当日の天気にかなり左右される。

  • ディスプレイのイメージも考えないといけない。

  • 支払い方法も自前で準備。

  • 当日の移動方法や配送方法を考えないといけない。

  • 規約が結構厳しい。

  • フリーマーケットに足が生えたようなイベントは集客も微妙。

  • 人気の創作系イベントは参加するのに抽選会あり。

  • 当日の服装だの化粧だの髪型だの考えないといけない。

  • 早起き辛い。

  • 列並ぶとか…。

  • 人混みしんどい。

  • 満員電車乗りたくない。

  • 後日魂が抜ける。

……と、主催者の方に怒られそうな理由が並びますが、概ねこのような感じです。
 イベント開催の労力や経費、メリットを考えると、上記のことは当然と言えば当然なのですが、「ちょっと作った作品売ってみたーい!」と言うだけの人間には、なかなかハードルが高いのです。
 売れなかった時のダメージは、出費+在庫圧迫のダブルパンチなので、もうね……。
 とは言え、いつかリアルイベントにも参加してみたいです。
 その前段階として、

  • 参加費がリーズナブル。

  • 椅子と机、ディスプレイはデジタル絵で賄える。

  • 販売はカートサービスを使えば、支払い方法もサービスサイトにお任せ。

  • カートサービス次第では、発送すらお任せ。(今回は自前で発送しました)

  • 在庫は最低限でも大丈夫。

  • 規約は緩め。(委託は不可)

  • 天気予報に左右されない。(梅雨時期真っ最中でした)

  • 移動しなくていい。

  • 服装は寝間着だろうとバレない。(ちゃんと着替えましたよ!部屋着に)

という部分が初心者には優しいのではと感じたので、オンラインイベントに参加することにしました。
 勿論実物を直接見てから購入して貰えないデメリットはありますが、初心者にとって気軽感が全然ちがうなと。
 これはめちゃくちゃ大正解だったな、と思います。
 勿論、いつかリアルイベントに参加してみたいです。現状、1日中会場で接客できる自信も体力もないですが……。

今までオンラインでやってきたこと。

 今まで創作販売系はリアルイベントしか出たことはなかったんですが、ネットショップでの販売購入や、SNS、生放送などでの販売会などは参加したことがあります。
 ネットショップはじっくり見ることはできますが、記載されている以上の情報は入ってきませんし、購入時の後押しが足らずに迷った挙げ句、存在を忘れて購入しないこと数え切れず。
 生放送は多少リアルタイム感があり、ほか購入者の動きに押されてうっかり買っちゃうことはありましたが、基本1対多数、販売者…ホストは1人または1グループが基本になります。委託販売品を扱っていれば、複数の創作者の商品を取り扱っていると言えなくもないですが、買い手側からはあまり創作者自体の姿は見えず、ショップで購入している延長線上にあるような気がします。
 足を運ぶイベントの醍醐味と言えば、創作者に会えること、作品を直接手にとって確認できること、何よりも沢山の人で賑わう会場の空気感でしょうか。
 もしも参加者がリアルタイムにサークルをはしごしつつ、相対しながら商品購入できるとしたら、もの凄く楽しそう。
 …などとも思ったのですが、私コミュ障なので、多分音声会話は厳しいですね。テキストチャットならまだ大丈夫かなー。
 と思っていたのです。

オンラインイベント会場ってどんなんでしょう?

 オンラインイベント会場ってどういうのがあるのでしょう?と探すといくつか発見することができました。
 VR系の会場もありましが、今回は『PictSQUARE(ピクトスクエア)』さんを検索して出てきたイベントに参加することにしました。
 因みに、初めて『PictSQUARE』さんを見た時の私の印象は「箱だねぇ」です。
 なんだそれ、って感想ですが、所謂「カート」「リンク集」「掲示板」「チャット」を設置した「SNS」サービスですね。「箱売り」している感じです。
 正直「これ、本当にイベントに参加しているようなリアルタイム感が出るの?」と、大変失礼ながら首を傾げた私がいます。
 サンプルでテスト参加してみましたけど、人の居ない会場は、当然ながらただのリンク集でしかない。会場歩いてる風なのも正直面倒!とか思いました。本当大変申し訳無い。
 いや、これだけ色々詰め込んでリアルタイムにアクセスすることを考えると、サーバーの維持メンテも結構大変なのは間違いないと思うんですけども、でも、それならわざわざ見た目だけ会場に似せた場所に出入りしなくても良くない?アバター動かすの、面倒くさいんですけど…。
 と、地味に文句を言っていました。

イベントは楽しかった。

 めっちゃ楽しかったです。会場歩き。(掌返し)
 いや、実際のところ、主催者と参加者が能動的でなければ、本当にただの「箱」なのは間違いないと思います。
 というか、よく考えれば現実の会場も人が入らなければ、ただの椅子とただの机が並んでるただの箱ですもんね。そういえばそうだ。
 実際当日になれば、他の人のアバターが動く姿が楽しかったり、工夫を凝らしたスペースをチェックするのも楽しいし、商品をチェックするのも楽しい。

私が今回用意したスペースはこんな感じでした。

 既存のカートサービスを使っているんなら、いつでも見れるんじゃ…?イベントの体を取る必要がなるのか?なんてことも考えていましたが、イベント合わせの冊子やグッズを出すのは皆様当然のこと、それらは売り切れになれば再発行されるかどうかも不明なので、「今買わなきゃ!」という臨場感は案外目減りしませんでした。
 それにリアルイベントだとありがちな、売り手と買い手が対面した時の気まずさとか買わなきゃいけない強迫観念とかなく見ることができたのは、良かったかもしれません。
 まぁ、Xで「買いました!」とか「プリントアウトしたよ!」報告が上がるたびに、アワアワしている私がいたので、気まずさとか強迫観念は、人によってはさほど違わないかもしれません……(小心者ゆえに)。

今回参加させていただいたのは『てちょぶん祭り4』でした。

 今回参加させていただいたのはかなゆさん主催『てちょぶん祭り4』という、手帳と文具が大好きな人達のためのイベントです。

物凄く楽しかったです。

 サークル参加は50sp。結構早いうちに埋まっていたと思います。
 凄いなぁと思ったのはX(旧Twitter)での、事前からの盛り上げ方。
 有志のサブイベントや進捗情報をタグで管理して共有したり、Xのスペースなどを利用したミーティングの開催。
 当日も撮影会やスペースでのラジオなど、リアルタイムのワクワク感を演出してくださってました。
 みんな同じ方向を向いてモチベ上げてる感じも、期日に向かって追い込みかけている様子も、それぞれが報告していて微笑ましいというか、安心感があるというか。
 最終日、かなゆさんが「ねてください」というポストをしてるのがもうね……、みんな多分徹夜しそうになってるよね?っていう気配がX内に漂っていたせいだと思います。(私は寝ました)
 仲間が直接傍にいなくても、それを感じられる楽しさ、というのは、オンラインありきの現代におけるイベントの姿なのかなぁと思いました。
 お陰さまで、ドット絵で描かれた会場を歩くのも楽しい。サークルスペースをひとつひとつクリックするのが苦じゃなかったです。
 勿論本当に足を運ぶイベントとは違うものですが、「イベントに参加している楽しさ」は物凄く感じられる1日でした。

Xでこれが流れてきた時、めちゃくちゃほっこりしました。(起きてた)

オンラインイベントは参加すると良き。

 改めて思ったのが、イベントというのは、リアルだろうとオンラインだろうと、人が集まって初めて形になるものだなと思いました。
 人がいなかったら、どんなに良いシステムでも只の「箱」なのは変わりないですよね。
 最初は不安を感じていたものの、実際にイベントを経験してみて、機能を詰め込んだオンライン会場をあんなに気軽に使えるよう提供していただけるのは凄くありがたい話。
 よく考えたら、昔あれを全部手作業で設置してましたもんね…。
 リアルイベントの良さも間違いなくあるはずですが、オンラインイベント、今後は体力の許す範囲で参加したいと思っています。
 イベント会場運営者様、イベント主催者様並びに参加者様方、ありがとうございます!
 これからもどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m。


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