「相抜け」とは
「相(あい)抜け」は、江戸初期の剣聖「針谷夕雲」(はりがやせきうん)が目指した至極の境地です。
夕雲は、剣を構えて見合い、相打ちになる極限状態においてもお互いに克己の心を持ち続け、引き分けに至ることを理想としています。
「無住心剣」の元祖であり、弟子は、二千八百人いました。
真剣試合は、生涯52回にも及び、無敗です。
無住心剣流は、弟子の「小田切一雲」に受け継がれ、
私利私欲を離れた柔和・無拍子の哲理が語られました。
著書に「夕雲流剣術書」・「天真独露」があります。
これからは、相手を支配しようとする人々の意図を見破り、
マコトの連帯をして、棲み分けを目指すことが大切です。
夕雲の考え方は、日本人の生き方として参考になるのではないでしょうか。
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