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三回忌来たる

この父が死んでからという二年間は、本当に辛かった。私が、一番側にいて、そしてその人を大切に思っていた人は、私に対して実はほとんど無関心だった。無関心と言うよりも、言葉で、そして札束で殴ったり蹴ったりを繰り返していた。そして、その人は肉親だった。だから、私は落ち込みきって寝込んでいた。谷川俊太郎の「世間知ラズ」だけが心の拠り所だった。でも、私は生きていて、呼吸をしていてそして、私を愛する人たちに囲まれている。

歩き出そう。再び。

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