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小4で初めて練習の意味を理解した瞬間

練習とは?練習ってなんのためにやるのか?を考えたこと、ありますか?
そして、本当に練習の意味を理解した瞬間を覚えていますか?

私は
「あ、だから練習するんだ!」と理解したその日から、努力することを覚え、スポーツは実力主義なのだと感じた日のことを、今でもはっきり覚えています。

小学校4年生でバスケを始めてからしばらくは、練習の意味を理解するどころか、特になにも考えずに、

「水曜日と土曜日が練習日だから」と言われて、練習に参加していました。

それは、「月曜日~金曜日までが学校だから」と言われているのと同様、自分に意思決定権があるというより、”やらなければいけないもの”として参加している感覚に近かったと思います。

そんな学校感覚のクラブ活動の、ある活動日に私は衝撃をうけました。

いつも通りの練習、いつも通り練習の途中から「小学5,6年生+一部の4
年生のベテラン側」と「3,4年生のビギナー側」に分かれての練習時に、

まっったく同じ日に入部した同級生が、
私より先に「ベテラン側」の練習に参加することになったのです。


(・・・え?)

(置いて行かれた・・・?)

(え?入部した順番にベテラン側に呼ばれていくんじゃないの・・・?)


えええええええぇぇぇぇぇぇええええ⚡⚡

っと激しく動揺をしました。

それまでは誰かと競いあったり、誰かと比べられて評価されたりした経験がなく、

小学校1年生→2年生になるように、
毎日学校に行けば勝手に進級するように、


わたしもいつか「ベテラン側にいくのか~~~」
「いつだろうな~~~」と呑気に思っていたら、自分だけが評価されずにビギナー側で、同じ日に入部した友達はあっさりベテランの練習に参加できるという現実を受け

練習に参加していたら、勝手に上手になって自然に誰かが評価してくれると思っていた、そんなの事はぜっっったいに起こりえない幻想で、

完全実力主義の中にいるということを初めて認識した瞬間でした。

(え?わたし、なんかやばくない?)
(めっちゃ勘違いしてたんですけどーーーー)
(ここ、学校とシステム違うのか。練習に参加すれば、誰もが上手になれるわけじゃないんだ。上手な奴が評価される。そういう世界なのか。)


ええええええええええええええ。。。。。

し、しらなかった。。。。

と思ったと同時に、すぅっーーーーーーーーーと

「あ、だから練習するのか。
完全実力主義の世界で、成果を出すために練習するのか」

と小学校4年生、バスケを始めて3-4か月頃に初めて認識しました。


そこからの私は、まずマイボールを親に買ってもらい、(ミニバス用ではなく、中学生用の重いボール)学校終わりに家の前で毎日ドリブルの練習をし、近くのバスケットゴールがある公園まで自転車を漕ぎ、1人でひたすらシュート練習をしました。

実力社会を生き抜くために、必死に努力するということをここで学び、いつか忘れたけど、私も小4の内にベテラン側の練習に参加することができました。
(セーーーーーーーーフ….)
(ギリ置いていかれてない…??)

そして小5になる直前に初めてレギュラー獲得。
背番号25番
18番までの人が着るかっこいいユニフォームじゃなく、超ダサいユニフォームを着て試合に出れた。
(ここからしばらく試合に出られなくなるけど(笑))


初めてレギュラーになれた。
練習してよかった。
もっと練習してもっと活躍する。

と意気込み、そこからさらに私はめちゃめちゃ練習するように。

まさか、このあとまたすぐに試合に出られない運命になるとは思わなった・・・


つづく












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