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修行ネコ㉑★ウールサッキング地獄ー後編

キャパを超える一歩手前の自己ワーク


さて、菩薩道はゆるく歩みつつ、実は長い間ハルのウールサッキング(布類を食べること)が私にはとてもストレスでした。

基本的に触るという行為が出来ない超絶怖がりな子なので病院に連れていくというのが困難であることと、保護猫カフェから連れ帰った後という環境の変化に対する異常な反応があったため、人の手を借りて無理に捕まえた場合のトラウマ化をなるべく避けたいというのがベースにあるのですが、


この、「ああ又食べた、どうしよう」と不安になったりイラつく原因をまた以前と同様に突き詰めてみると、やはり、身体にそんな異物が溜まり続けたら・病気になったらどうしよう、というものでした。

私の不安・いらつき  →   ハルが病気になるかも という不安

はじめは日々、ウンチをチェックしてました。「あ、今日のうんちに混じってる、ヨシヨシ。でもあれくらい食べてたから出たのは三分の一くらいか」という風に判断して、毎度食べた布類がウンチとなって出きるのを確認していました。全部出てるなら病院に行かなくても大丈夫と胸をなでおろしたり。

からだの異物排出に効果のあるホメオパシーレメディーSil.シリカというものを飲み水に混ぜたりもします。

でもハルの行為は止まらないわけです。



ああまたやった、どうしよう。どうしようどうしよう。。。。。


自分のキャパシティーを超えたところで、

(多分いつも自分が楽でいられるラインを見出しているのかもなのですが)


またシフトしました。


悟りの時間


もう、諦めよう、と思ったんです。(あくまで意志疎通の難しい猫と私の場合です)


最悪病気になったり、手術することになって例えば5年寿命が縮んだりしても、

もうそれは(潜在意識で)ハルが望んだことかもしれないので、

それを尊重しよう、と。そして完璧な里親になれていない自分を許そう、と。

(もちろんウールサッキングしない努力やその後のできる限りの対処はこちらもしつつ)

そう思ったら、

(物を破損されるという怒りを別にすると、)気持ちは一気に楽になりました。突き詰めるとハルを健康に保てない罪悪感やハルの寿命が縮むことを恐れてたのですが、長生きが良いと思っているのは私の思いであり願いなのでハルにそれは身体に悪いんだよとか猫語で話して理解してもらうということもできないため、ケージなどに入れない限りハルにお部屋で気持ちよく過ごしてもらいつつ完全にコントロールすることなんてできないわけです。

この自分の思いに気づけないうちは、3つの怒りで苦しかったのかもしれません。(①物を壊された~という怒り ②寿命が縮む行為はしてほしくないあせりのような怒り ②’ハルの健康管理が至らない自分への怒り)

よくみるとどれも執着ですね。①物をそれなりに美しい状態で置いておきたい ②ハルには長生きしてほしい ②’よい里親でいたいけど限界がある自分への怒り  

ほんと修行です🐈

さだまさしよ、「お前オレよりオレのことカンリシロ」は真理、

あなたは正しい。

でも「私はかんぺきなことはできない、ほどほどのわたしを許す」

というのも大切にしようと思ったのです。私の心持はエネルギーに敏感なハルにも伝わって影響するのを感じているので。


ウールサッキング/ハルの場合


行動データとしては、寒くなってくると(ウールサッキング行為が)頻繁になること。お腹がすいてなくてもやるということ。夜の方がやる頻度が高い。タオルは使ったものをやる。台所の布巾は大好き(汚いのに~)。

そして、毎日やるわけではないけど、ウールサッキングが始まってから1年は過ぎている2021年10月に気づいたこと。

お部屋が暗いとめっちゃやるということです!

気づいてよかった~ということで、私がお風呂に入るときでも暗めのライトをつけるようになりました。今のところ、なんとかセーフの日々です。

(やった!)

猫は暗闇得意と思ってたのですが、そうでもなかったのですね。


あと、まだまだ人が怖くて懐かないハルは、色々齧って食べた後に私がどういう反応をするか確実にチェックしています。私が怒るのは分かってるならやめればいいのにというところでもありますが、

この攻防では、ダメでしょ!とか諭してもシャーシャー返されるだけであんまり役には立たず、

(つい口に出る)ばかなの?!もあんまりだめで、(当たり前!?)

『あんたの身体を心配してんのよ?ハルちゃん、お腹痛くなるよ、病気になったらどうするの~?』

と言うと

ちょっとびっくりしつつ、やりすぎたかなぁ、としゅ~んと反省モードに入るみたいです。

かといってカミカミを控えようとはならないのが難しいところですがね。

ウールサッキングに困ってる人は、お家の習慣を見直したりお部屋の温度や明るさなど、調節してみてください。


実はタイムウェーバーという波動機器でハルのことを半年間ほどみてもらったのですが、歯にやどったトラウマ問題というのがありました。

しかしウールサッキングの原因は特定できなかったのですね。不思議ですが、その波動機器体験に関しては又お話したいと思います。



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