私たちは誰のために祈るだろうか。
パウロは物事の優先度を聖書におけるさまざまな箇所で述べている。
全てのことは神のために行う。
全てのことは、福音のために。
寝るにしても、食べるにしても。
パウロの言葉からすると、何よりもすべての人のために、これを行うという思いが読み取れる。
しかし一方でパウロは多くの人に福音を届けるのだ、というようなことは言っていない。
多くのことを望むのではなく、なんとかして、なにか…。
これはパウロの姿勢であったと同時に、私たち一人ひとりが目指すべき姿勢でもある。
私たちは必要以上に悩む存在である。パウロは全ての人を意識しながらも、自分の分を弁えていた。
自分の身近にいる何人かにでも福音を伝えていく。これがパウロのスピリット。