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2本の指輪が絡み合い1つの指輪になるギメルの指輪について



2本の指輪が絡み合い、1つの指輪になったギメルの指輪。

今回はギメルの指輪について、ギメルの指輪とはどのようなものであるのか、鶴でのギメルの指輪の豊富なアレンジなどを写真を交えながら紹介いたします。

ギメルの指輪が気になている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


1.ギメルの指輪とは


ギメルの指輪とはどのようなものであるのか、その名前の由来についてご紹介いたします。

ラテン語のゲメルス(gemellus)、「双子」を語源とするギメルの指輪は、14世紀ごろから人々に親しまれてきたそうです。

2本の輪がパズルのように重なり、1つの指輪になる姿は、結婚するお二人の姿になぞらえられていました。決して離れることのない2つの輪にお互いの指を入れ、愛を誓い合う儀式が行われていたというロマンティックな逸話も残されています。

ギメルの指輪は2本の指輪が重なることから、「離れることのない夫婦」「強く結びついた絆」「一心同体」といった、2つで1つという意味合いを持ちます。

また、2つの地金を組み合わせて1つのギメルの指輪にすることができるという特徴が、全く異なる人生を歩んできたお二人が1つの夫婦として、共に人生を生きていくことも連想させてくれます。

結婚指輪や婚約指輪としてギメルの指輪を贈るというのもメッセージ性があってとても素敵ではないでしょうか。

2.鶴のギメルの指輪


私たち鶴でもこのギメルの指輪を取り扱っています。鶴でどのようにギメルの指輪をお作りしているのかについて少しだけご紹介いたします。

ギメルの指輪は、通常の1本からできている指輪と違い、作りが特殊で珍しいデザインのため、なかなか出会う機会が少ない指輪ではないでしょうか。

鶴でも、お二人が1つの家族になることをイメージしてお作りをしております。2本の指輪が柔らかな線を描き、絡み合っているのが特徴です。

ギメルの指輪の製作はとても複雑で、完成までにさまざまな工程がございます。

まず、同じ形に鋳造された2本の指輪を用意します。この時点では、2本はそれぞれ独立した状態です。



片方の指輪に僅かな隙間を開けて、もう一方を差し込み、隙間の断面を溶接することで繋がった1つの指輪となります。
しかし、これらをただ組み立てるだけでは完成形のようにピッタリとは重なりません。


鶴では職人が1つ1つ手仕事で指輪をお作りしていますが、ギメルの指輪も同じように、手作業で組み立て作業を行います。

経験を積み重ねた職人が、ギメルの指輪がピッタリと重なるよう、慎重にそれぞれの形を整え、サイズや幅の調整や仕上げという磨きの作業を行います。少しでも形がずれてしまうと2本の間に隙間が開いてしまい、見た目だけでなく付け心地にも影響を与えてしまいます。

熟練の職人技で作られたギメルの指輪は、美しさと着けやすさを兼ね備えた指輪といえます。



3.ギメルの指輪の豊富なアレンジ


鶴でギメルの指輪をおつくりする際の豊富なアレンジについて紹介いたします。

①地金の組み合わせを選ぶことができる


ギメルの指輪は、2本の指輪から作られているため、地金の色をそれぞれ選ぶことができます。このような2種類の地金を使った指輪を「コンビリング」、「コンビネーションリング」と言います。

鶴ではプラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドといった4種類の地金をご用意しておりますので、その中からお好きな地金を2つお選びいただけます。

もちろん、同じお色味でお仕立てすることも可能です。同じお色味を選ぶことで、統一感が生まれます。

②幅を変えることができる


2本の指輪から作られていることから太幅になってしまい、手の小さい方や主張が少ない指輪を好む方にとっては身につけづらい印象を与えてしまうギメルの指輪ですが、鶴では、多くの人が身につけやすいよう、幅のアレンジもできるようにしています。

幅の違いによって印象や付け心地が変わってきます。加えて、指輪のフォルムを角のあるフラットなものにするか、丸みを持たせるかで印象がまた変わってきます。実際にご試着していただきながら、お好みの幅を見つけていただければと思います。



③メレダイヤや色石を留めることができる


ギメルの指輪の中心部分にメレダイヤや色石を留めて華やかさをプラスするアレンジも人気です。メレダイヤの個数によって華やかさの度合いを変えることができます。

小さなメレダイヤはさりげない輝きを放ってくれるため、派手すぎない、さりげない華やかさを取り入れたい方にもおすすめです。

また、ダイヤだけでなく色石を留めることもできます。お相手様やご自身の誕生石、お気に入りの石などをお留めする方が多いです。

④テクスチャーを選ぶことができる


鶴のオーダーメイドでは指輪の表面に施すテクスチャーを数多くご用意しております。ギメルの指輪は2本の指輪を重ねているデザインだからこそ、テクスチャーのアレンジや組み合わせもお二人のお好み次第です。

鶴こだわりのテクスチャについて

⑤ギメルの指輪ならではの刻印


ギメルの指輪は、指輪が2本重なっているデザインのため、それぞれに刻印を入れることができます。上の段にお二人の記念日、下の段にお二人のイニシャルやお名前を入れるというように、ギメルの指輪を最大限に活かした刻印をお入れすることができます。



鶴の刻印についてはこちらのページにてご紹介させていただいております。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

アレンジ豊富な刻印一覧

4.鶴でおつくりしたギメルの指輪


ここでは、実際に鶴でおつくりしたギメルの指輪をいくつか紹介いたします。

木の彫りと錆加工のアレンジ



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木をイメージした彫り模様と、まるで銀箔を上から被せたような上品な質感の錆加工を組み合わせたギメルの指輪です。どちらも落ち着きや温かみのある優しい印象で、「和」を感じさせるような仕上がりになっています。

1色の地金で異なる質感のアレンジ



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男性の指輪はライン状に彫り込むライン彫りというテクスチャーと梨地粗艶出しの加工の組み合わせで、マットな質感の仕上がりになっています。

女性の指輪は鏡面仕上げとライン彫りの組み合わせで、メリハリのある印象に。ダイヤモンドを留めることで華やかな仕上がりとなりました。

1色でお仕立てしたことでまとまりのあるすっきりとした大人な印象に仕上がりました。

鏡面仕上げの組み合わせ



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男性の指輪はプラチナとホワイトゴールドの組み合わせで肌馴染みの良いすっきりとした印象に、女性の指輪はプラチナとピンクゴールドの組み合わせでより上品で華やかな印象になりました。

鏡面仕上げのため、身につけた時に光を反射し全体的に手元が明るく綺麗に見えます。指輪自体に光沢を持たせることで地金本来の輝きをお楽しみいただける仕上がりになりました。

この他にも様々なデザインのギメルの指輪が鶴のアトリエで生まれています。実績のデザイン一覧はこちらでご紹介していますので併せて参考にしてみてくださいね。

ギメルの指輪の実績デザイン一覧

5.まとめ


ここまでギメルの指輪について、ギメルの指輪とはどのようなものであるのか、鶴でのギメルの指輪の豊富なアレンジなどを写真を交えながら紹介いたしました。

どのような組み合わせにしたらお二人の理想の指輪になりそうか、お二人ならではのデザインを一緒に考えるお手伝いを精一杯させていただきます。

見学やご試着のみのご来店もお待ちしておりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談くださいませ!





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