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街角のローズマリー

今朝の事だった。初めて作った自作ポプリが完成したので仕事場に持ち寄りとりあえず見せてみたのがはじまり。
私の仕事場はアロマテラピーやハーブやクラフトなどに大変興味津々でよく私はアロマテラピーなどの話題をする。
初めてのポプリクラフトだったけど上手くいった方なので誰かにプレゼントしたいと思った。
どうせなら最近付き合いだした彼氏に貰っていただこうと思い、仕事場に持って来た。
ポプリの中身は何かと聞かれた私は、ラベンダーとローズを使い、副材料にレモングラスを使い、袋はマスク用の布地が余ったもので手縫いで作ったのだと説明した。
エコバッグや手づくりマスクで副収入を得てる仕事場では、新たな収入源として常に何かを考えている。
しかし、物事には大事な要素がある。コストパフォーマンスだ。経費を抑え収入を得る。それがいかに大事な事なのかは私もわかる。まあでも、私自身は何か『品物』を作るならそこでしか手に入らない物が欲しいと考えるタイプだ。最近、とある事情でボンビーガールに拍車が掛かった私は、送迎車に乗って仕事場に向かっている。そこで割と車内で色々な世間話をしている。
ラインでその仕事場にポプリを完成させた事を流した本日。アロマテラピー関連でポプリクラフトみたいな物もオシャレで良いかもと話した所、Wさんからこんな情報を貰った。
「あのね、凄く近い所にローズマリーが雑草のように生えている場所があるのよ」

こんな街中でローズマリーが雑草みたいに生えている、とは。近い所にと聞いてこの辺に野原でもあるのかと思った。
午後、Wさんと共に向かった場所は意外も意外、本当に街角にあった。しかも通勤路に堂々と。まるで街路樹のように生えていたのだ。
皆さんも一度くらいは聞いた事があると思う身近なハーブ。
ローズマリー。
意味は「マリア様のバラ」である。利用の仕方としては主にフランス料理やイタリア料理などに使われる。よくお肉とかの臭みを取る為に入れるハーブとして有名だと思う。効能は消化作用の向上。頭痛を和らげるとか、体を元気づけるとか、健康を維持させるのに適したキッチンハーブだ。独特のシソ科らしい辛味を帯びた香りは男性が好きな香りとも聞くが、定かではない。ちなみに私は大好きなハーブで、ローズマリーを好きなだけ摘んで良いならポプリにしてしまいたいくらい。
そんな夢みたいな場所が本当に身近にあったのであっけにとられる。
なんてことの無い道路の脇にまるで言い方は悪いけど雑草のように生えていたのだ。
思わず私は「ワオ」と声を上げた。
香りを嗅いだら新鮮そのもののローズマリーの香りが広がる。心地よい。そこは歩道で道路には当然のように車が往来している。
宝の山を見つけた気分の私は、Wさんと街角のローズマリーを摘んだ。材料費はそこに生えているから0円。嬉々として摘む。Wさんもバスケットにいっぱい摘んだ。これを乾かしてドライハーブにしてポプリを作ってみようか?そんな感じの会話をしたと思う。
私のホームには個人的に摘んだローズマリーが何束かある。ハーブの教科書を開くとローズマリーはプランターに枝を刺してそのまま育てる事が出来る「挿し木」が出来るらしい。早速、処理を施す。あの時は無造作に摘んだので枝は雑に切ったが斜めに切って水揚げをさせて、10分ほどしたらそのままプランターに挿した。これで根を下ろして定植したらそれこそ凄いと思いつつ、ふと思う。
あんな所にローズマリーがあるなんて皆は知っているのかな?ハーブを知らない人にとってはその辺に生えているハーブも雑草かな。
後で話を聞くとローズマリーは意外とそこらじゅうに何気なく生えているものらしい。ちょっとこの話を聴いて私はホームの近くの何気なく生えている草にも注目して見るようになったのであった。

今夜の夕食はその街角のローズマリーを使ってパスタ料理になって食卓を彩る事になりそうだ。
身近な所にもハーブはあるものだと思いつつ今夜も夕食の準備をする私だった。

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