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【初心者向け短編講座】6 赤星講評③タイトルはめちゃ重要ですよ!

 褒めてもらった点をもう一つだけあげますと、自分でもこの赤星先生の講評をいただくまえに自画自賛したところがあったんですよね。

 冒頭の一文についてです。冒頭の一文というのは、短編小説にとって、砲丸投げみたいなもんです。

 最初の方向性が狂うと、競技失格の場所に砲丸が落下します。きちんと飛ばす方向を最初に決めないとダメです。

 これについても、赤星さんから褒めていただきました。

まず冒頭部分だが、非常にいい。

というか、作者は小説にとって冒頭部がいかに大切かということをわかって、この冒頭の一文にしたと思う。


「ある日突然、学校でいじめを受けるようになってから、私はとても明るくなった。」

いじめを受けるようになったのに、なんで明るくなるの? と疑問を抱く。
この文で読者の気持ちは「なぜ?」から始まるので、続きを読みたくなる。そして続きを読んで理由を知る。
漫才で言う「つかみ」は完全にOKである。

小説を書く方は(自分も含めて)、この冒頭部を見本にしたらよいと思う。

 先生(゚0゚)褒めすぎ……。

 さて、褒めてもらっているばかりだと、「みこちゃんお友達グループの小説仲間だからじゃないのぉ(¬_¬)という反応もありそうなので、ここで!登場しました〜٩(ˊᗜˋ*)و

 赤星星人赤星マン登場!事前了解もらってませんが、こんなキャラでいいんでしょうか、先生……。怒られたりして……( U_U)ヤバイノカ。このかわいいトンボ戦隊のトンボマンはゆうのうえんたんの息子さんと、ゆうのうえんたんが一緒に作ったそうです(^~^)。

こけた

 みこちゃん蹴られてコケた( U_U)
  (><)アアアー。
 課題点は愛を持って優しく指摘。それがみこちゃんグループの掟。褒めることに徹する講評など本当の愛ではない!

 つまり今回は課題点です。

気になったのが、題名の「デジカメがやっと我が家にも来るぞ!」。
この題名はどちらかというと、ユーモア小説のような響きを持っているように私には感じられたので、もっといい題名があったのではないかと思う。
文中出てくる父親のセリフの「デジカメってのを買おうと思うんだ」でもいいかもしれない(これでもイマイチだと思うが)。
ほかにもっとよい題名はないだろうか。

 特に短編で神経を注ぐべきなのは、タイトルです。中編、長編ももちろんそうですが、長編だと文豪でもけっこうテキトーなもんもありますよ。例えばトルストイの『戦争と平和』。陳腐だー〜٩(ˊᗜˋ*)و短編でこれやっちゃだめですね。特にダメ。短編だとタイトルも本文の一つ。そこが甘かった。

 赤星先生のご指摘は、全体のシリアスさが損なわれているだろう、という懸念ですね。ここはもともと、うんうん迷った末、先生のおっしゃるそういうことも考えたけどこれにしたんですよーってことではなくて、最後ハッピーエンドだからこれでいいや、ってことで安易に付けたんです。そしたら赤星先生星人登場!見逃してくれない( U_U)。

 もう応募しているので、小説本体は文芸部門終了まで直しませんが、考えてみました。

 先生の案では「デジカメってのを買おうと思うんだ」なのですが、これだと、お父さん視点が強くなる気がしたので、こうしてみました。

「お父さん、一緒にデジカメを買いに行こうね」
(「お父さん」はとっても良いかもしれない……)

 ラストのシーンでおとーちゃんが、お前とLINEやる、娘に友だち申請するとかかわいいこと言っているので、恋人のように父親と腕を絡ませた主人公みこが、一緒に買い物に付き合うということを想起させるようなタイトルはどうかと思いました。また、文芸部門開催が終わったあと、個人的に先生にお話を聞いてみたいところです。

 応募者と審査委員は真剣勝負ですので、現時点で「こう直そうと思いますが、どう思いますか」とか聞いていません。厳正な審査が終わった後、再び「いやあちょっとなあ」もあるわけです。でも、お忙しい中で、再度そう言っていただけることがどれだけ貴重なことか。

 このように、こうした方がいいんじゃないの?に対してこういうのはどうでしょうかね。ということで、新しい対話が始まります(^-^)。

 言われたから恐縮して萎縮して、ああ、自分はだめだなあとか思うことないですよ!赤星先生星人はそういう人ではないです。もちろんみこちゃんも。

 切磋琢磨だと思います。評される方も評する方も。

 そんな『THE NEW COOL NOTER賞』文芸部門。ぜひよろしくお願い致します。みなさまのご応募をお待ちしております!

 小説ができあがったら、『THE NEW COOL NOTER賞』文芸部門にハッシュタグ #第3回THE_NEW_COOL_NOTER賞_7月参加 を付けて、ご参加ください!


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