関西人みこちゃん~アンジャッシュ風ネタ「ピーポーくん」
児嶋:
「すいません、遅刻して……」
渡部:
「あぁ、もう仕方ないよ。新人の音響さんか……ちゃんとやってくれよ?」
児嶋:
「はいすいません」
渡部:
「とにかくこれは、ピーポーくんとの間のとり方が命だからね。その台本通りサンプラ使って適切に音声入れてよ。
児嶋:
「分かりました」
===
渡部:
「東京都立西開城高校のみんなー、こんにちは! 今日東京都庁からやってきた講師の渡部先生だよー。今日は先生と一緒に都庁職員のおしごとについてお勉強しよーー」
児嶋(ピーポーくん):
「やったね」
「いきなりだけど、都民の皆さんから苦情の電話が来た時、最初になんて言えばいいか、わっかるかなー?」
「お電話ありがとうございます」
「そうだね! ちゃんと挨拶を言わないとね」
「ご注文は何になさいますか」
「ピーポーくんそれじゃ出前店だよ。このたびは大変申し訳ありませんでした、でしょ!」
「いえいえ、気にしてませんよ」
「君が言ったらダメなの」
「そっかー」
「そっかーじゃなーい@@」
(小声)
「まずは、誠意をもって話していることを伝えよう!」
(生徒たちに向かって)
「政治家のようにだね!」
「しーーーー! 色んな所から怒られるぞーー@@」
「やったー」(生徒たち爆笑)
「何に怒っているかを、まずはちゃんと聞かないといけないんだ!相談者の方から都庁ホームページの『都民の声』にクレーム書かれちゃうぞー」
「いえいえ気にしてませんよ。年中行事ですから」
「ピーポーくん? 他人事のように言っちゃダメだよね」
「じゃあ、みんなー。次の問題だよ。手数料の収納で、お金の数が合わなかったんだ。こんな時、どうすればいいか、みんなはわかるよねー?」
「余ったお金を財布に入れるー」
「そんなことしたら首だよピーポーくん! 先生、無職になっちゃう!」
「やったねー?」
「やってない。僕はやってません。正解は、上司に素直に報告する! でしょー@@」
「うん、やっぱり上寿司が食べたーい」
「はははは、僕が言ったのはお寿司の話ではなくて、上司だよ。それに、ピーポーくん、余ったお金を懐に入れて、しかもそれで豪遊だなんて、先生逮捕されて、公務員批判記事書かれちゃうよー」
「『都民の声』に投書しよう!」
「ははははー。ピーポーくんは過激だなぁ(愛想笑いで誤魔化す)そんなことして小池都知事からクレームの電話があったりしたらどうすんの。もう課内めちゃくちゃになっちゃうよ」
「お電話ありがとうございます、ピーポーくんです」
「それじゃ、みんなありがとうございました!公務員って大切なお仕事なんだよ。じゃあね!」
(拍手)
===
「……おい! ちょっと俺この後小池百合子さんに呼び出されそうだよ。いったいどうしてくれるんだよ」
「まずは、誠意をもって話していることを伝えよう!」
「どうやって伝えるんだよ!」
「政治家のようにだね!」
「相手がプロの政治家だよ!」
おしまい(^-^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?