入院2日目【手術当日】
こんにちは、あるいはこんばんは。mikoです
充分に眠れるわけがなかった夜を乗り越えると、昨日の痛みに身体が慣れたのか、下腹部痛は少し緩和されてました。
手術は午前9時。朝イチのオペなので、他に緊急患者が現れない限りは時間が前後する可能性が低いので精神的には落ち着けます。
水分を摂れるのは6時までだったので、ギリギリまで口を潤しながら気分転換。そして手術直前にトイレに行き、出すものは全部出し切り、準備万端!!
のど飴のひとつも舐めちゃだめかと考えてみたけど、点滴で栄養と水分・血糖値なども考えてコントロールされているので
水分もお茶かお水以外はあまり良くないようです。
主人は手術の30分前に、約束通り病棟へ到着。遅刻魔の主人がほぼ時間通りに来てくれたので驚きました。
手術後は本人が意識朦朧としているので、代理で医師から説明を受ける付き添い人が必要なんだとか。
いよいよ手術着に着替えて移動
看護師さん、そして主人と一緒に歩いて手術室へ向かいました。
主人とは出入口手前で別れて
“あぁ〜!ついに!!ドラマとかで見るやつや〜!!”とお互い思ったことでしょう。
中に進んでいくと、手術に立ち合う看護師さんたちに次々と挨拶されたのですが
これからオペだってのに、まぁみなさん朝からしっかりとメイクされてまして。みんな可愛い。
(あなたたち、いくらその目にカバーをつけるとはいえ、その肌についてる化粧品の粉とか患者の患部に混入したらどうすんの?スッピンで良くない?) と感じてしまったのが本音であるとともに、こうして年齢を重ねるごとに小言がうるさくなってくのかしらと自分自身に落胆。
恐る恐る手術台に横になり、ものすごい早さで心電図のシールやらがペタペタと貼られながら準備が進み
『眠くなるお薬入れますね〜』と言われてから麻酔は点滴から投入されていき、まもなく意識は無くなってました。寝落ちと同じ感じです。
人生初の全身麻酔でしたが、恐怖はなく直前までヘラヘラと笑っていました。(いや、緊張するほど昔から笑って誤魔化すタイプなんですがね)
痛みなく寝させてもらえる現代の医療ってすごすぎる。全身麻酔万歳!!!
看護師してる友達が言ってたな、『日本でも早く安楽死制度が認められればいいのに』って。
自分の人生、死にたい時に死ねる選択肢がとれる権利があったっていいじゃないか!と私も思う派です。
“神様からいただいた命を粗末にするな!”とか
“苦労して産んで育てた親の気持ちを考えろ!”とか
“自己中心的極まりない!許さない!”とか
もう、そんなんはいいんですよ。あなたのために人生を生きてないんですよ、私。
そういえば、まだ観てないけどこんな映画があったなぁ
日本も今はものすごい速さで多様な生き方が認められる国に変わりつつあるから、こんな作品もそのうち現実になったりするんだろうなぁと思います。
目が覚めた時の景色「こんなはずじゃなかった」
手術台の上で意識が戻る。
人工呼吸器がまだ喉に挿入されていて痛い。
そしてなんだかお腹も痛い!!!
思ってたんと違う!!!!
もっと麻酔かけてくれ!!!!!
自分で呼吸できる程度までは意識が戻らないと、人工呼吸器が外せないので患者を起こすのでしょう。
目が覚めた途端に拷問を受けているような感覚でした。
人工呼吸器の管が外され、酸素マスクをつけられました。お腹の痛みが激しいながらも意識は朦朧としたまま病室へ運ばれる。
想像していたよりも術後まもなく意識がハッキリしている。
ベッドの上で、これまた猛スピードで色々と作業が進む。おしっこの管はいつ入れられたのかわからないけど、そっちの痛みや違和感はなかったです。
とにかく傷なのか子宮なのかわからないけど痛みが酷いのと38℃前後の発熱が続き、うなされていました。
手術に4時間かかった理由
「なかなか終わらないから心配したよ」
主人から聞いた話では、予定より1時間ほど長くかかってしまったそう。
私はそんなことよりも
「おなか切らずに済んだの・・・?」と聞きました。腹腔鏡から急遽、開腹に変わる可能性もあることを説明されていたからです。
「うん!大きく切らずに済んだみたいだよ、よかったね。だけど・・・
予想してたより筋腫が大きくて、数もあったみたいで。少しの切り込みの予定が4㎝ほどになってしまった、って言ってた」
それって、プチ開腹やないかい!!!と心の叫びを抑えながら、でも、本当に最小限の傷だけで手術を頑張ってくれてありがとう、先生。
どんなに医療技術が発達しても、超音波検査やMRIなどには限界があります。お腹の中を直接覗いてみないとわからないこともある。
痛み止めの点滴は6時間毎にしか入れてもらえず、一瞬マシになってもまたすぐにうなされる。を繰り返して
夜中は1時間に1回の頻度で目が覚めました。
寝たきりで動けない中、冷えピタを付け替えたり
アイマスクをしてみたり、イヤホンとスマホを使ってヒーリング音楽を流してみたりしましたが
痛みや苦しみから意識を逸らすことができず、朝を迎えました。
声を出し続けるほどうなってたので、同室の患者さん達にはかなり迷惑かけてしまったと思います。気まずい・・・・
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