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自粛期間で100着の服を断捨離した話

おうち時間を快適にするために断捨離をしているという話はよく耳にしますが、一人暮らしで100着も処分した人は少ないのではないかと思い、筆を執りました。

というわけで、断捨離前から現在に至るまでの一連の流れを紹介していきます。


まずは数の把握から

断捨離前、私の所持していた衣服関連の数は以下の通り。
★服…約220着(アウター含む、インナー除く)
★靴…約20足
★バッグ…約30個

それぞれの適正量を検索すると、服が好きな人ですら以下が管理の限界とされています。
★服…100着
★靴…10足
★バッグ…10個

私の所持量は適正量から大幅に上振れていますね。倍では済まないってどうなっているんだ。

しかもこの話には続きがあります。

ネットで言われている「適正量」は仕事用を含んだもの。
一方で私の職場はドレスコードフリー、バッグはA4が入る必要なし。お客様とは元々Web会議(カメラはOFF)のためノースリーブだろうがヒョウ柄だろうがスニーカーだろうが何でもありです。いわゆるオフィスカジュアルのような服装を必要とするシーンは1年で1度もありません。また、私が実際に通勤で使っているバッグは500mlのペットボトルがギリギリ入らないような小ぶりのものです。

つまり、私服と仕事服の境界線がないんですね。(いまは在宅勤務のひとも多いかとは思いますが、出社を前提としてここまでのゆるさは珍しいはず)

よって、ネットでの「適正量」から下方修正した数が、私にとっての本当の適正量となる、と考えるのが自然なのです。ぴえん。


衣裳部屋と称されて

クローゼットから服があふれてハンガーラックを二つ買い足し、16足入るシューズクローゼットから靴があふれて玄関が狭く、ドアに吊るすバッグ収納グッズも二つ使用して、、、という私の部屋を友人は「衣裳部屋」と呼びました。

実際、自粛前は家を出ない日がないくらいに出かけていましたし、大げさな言い方をすると私の部屋は「倉庫兼寝床」くらいのものでした。

こうなってしまった原因はこちら。

① 都内での一人暮らしで、部屋が狭い
② ショッピングが好きで、衣服も靴もどんどん増えていく
③ 管理(服なら手洗いやアイロンがけ、靴ならデイリーケアや修理に出すこと)が好きで傷みにくいため「使い倒して捨てる」ことができず、数が一向に減らない

このトリプルコンボにより、私の衣裳部屋()は衣裳部屋らしさが増す一方なのでした。


なぜ断捨離に踏み切ったのか

きっかけは二つ。

まず、おうち時間が増えたことにより私の中で脱・衣裳部屋のニーズが生まれたこと。
生活スタイルが変われば価値観も変わるんだな、と身に染みて感じました。

続いて、こちらがメインでもあるのですが、マイナンバーの通知カードを紛失したこと。正確には「部屋の中には確実にある、しかし服に埋もれて見つからない」という状態でした。給付金のことをろくに調べもせず「マイナンバーカードを発行しないと10万円をもらうことができない!」となぜか思い込んでいた私は、服をかき分けるよりも効率的な方法、すなわち断捨離の道を選んだのです。

と、なんともアホなきっかけで断捨離をスタートしました。

でも正直、よくわからない人に「断捨離をすると心が豊かになるよ!」と言われて重い腰が動くほど単純ではないし、確実に部屋の中にありなおかつ緊急度の高い探し物がある、という状況はものを捨てられない人間には最も長続きする動機だったかもしれません。

(余談ですが、マイナンバーの通知カードは断捨離の序盤で無事に発掘できました。)


どうやって100着も断捨離したのか

これは大きく四段階あります。

・第一段階

シミや毛玉、ほつれがあるもの、かつ、それを自力で治せない&修理代がもったいないと感じるものについて、ゴミ箱へポイ!!!!!

白色やパステルカラーなどの汚れの目立ちやすい服、何年も前に購入した服を中心に、30着ほど処分しました。

1週間ほど経過し、友人に「断捨離を頑張っているの~」と謎にアピールをしたのが正解だったらしい。「服を一軍と二軍に分けるといいよ、そしたら二軍がパッとしないものに見えてきて愛着がなくなるから」とのアドバイスをもらいました。

・第二段階

展示会やクラシックコンサートに着ていけるか?ホテルでのアフタヌーンティに着ていけるか?自撮りをよくする友人と会う時に着ていけるか?など自問しながら、その答えがNoとなった服を仕分けて、そのままゴミ箱へポイ!!!!!

ここでは似合わないものを中心に20着を処分しました。似合わない、というのは「服が浮く(=顔ではなく華やかな服に目が行ってしまう)」「顔が浮く(=シンプルな服に対して顔の主張が激しく感じる)」の二通りがありますが、私の場合は顔がやや強めなので後者のケースのみでした。

この判断を下す際、パーソナルカラーや骨格・顔タイプについて、昨年秋にすべてプロに診断してもらっていたのが役に立ちました。特に私の場合はニュートラルなものがなく、圧倒的ブルべ冬!!!骨格ストレート!!!顔タイプソフトエレガント!!!といったイメージです。おかげで迷いなく似合うものと似合わないものの仕分けが進みました。

さて、ここまでくるとクローゼットの中身がかなり厳選されてきました。そして「捨てられない」の壁にぶつかったとき、会社の後輩と話す機会がありました。
その後輩ちゃん、なんと身長が私と同じで体型もほぼ一緒。これはチャンスでは?と思い「服を譲りたいんだけど、どう?」と声をかけたところ、帰ってきた答えはイエス。こころの中でガッツポーズをして、第三段階へと進みました。

・第三段階

状態は良く、私に良く似合っていて、でも、これからの私には似合わなくなるような服を選別しました。簡単に言えば「可愛すぎるお洋服たち」です。社会人一年目、最年少、といったフィルターをはがされた上に25歳となりアラサーの仲間入りをしたのだから、そろそろきゃぴきゃぴするのをやめよう、、、と。

ピンクや花柄、チェック柄、丈の短いスカートやワンピースなど、15着を後輩にどんと押し付けました。ちょうど服がなくて困っていたとのことで喜んでくれて、先輩は嬉しい限りです泣

因みにそのお洋服たちがこちら。

元々ファストファッション・プチプラ服を好まないのでデザインもシルエットもこだわっているブランドのものばかりです。こんないいものたちを無料でもらえたらそりゃ社会人一年目の女子は喜ぶわな。。。

断捨離が完全に習慣化して服を見る目が厳しくなった頃、ふと自分の服の好みが変わってしまったことに気づきました。

いままで読んできたファッション誌はRay→CanCam→美人百花&sweetとかなりの可愛めで、女子アナ風コーデこそ正義!という人間でしたが、ここにきて突然25ansへ転向、エレガントでありながらモードに攻めるのがかっこいいし自分にも似合うと気づき「秋元梢になりたい、、、」などと呟きだしました。極端すぎワロタ。

・第四段階

なりたい自分を明確化できたので、まずはインプットから見直しました。具体的にはアパレルブランドのインスタのフォローを女子アナ系OUT&モード系INと、ごそっと入れ替え。

目が慣れてきたところでちょうど緊急事態宣言が解除となり百貨店やショッピングモールが営業再開となったため、まずは単価の安いコスメから入れ替えました。次に小物、バッグ、そして服。試着してみると自分が本当に(やや女っぽさのある)モード系が似合うと確信。

50000000000000000年ぶりにデニムを購入しました。
その証拠画像がこちら。

モード系が似合うと気づき、店員さんや久々に会った友人から「かっこいい」と形容されることに味をしめた私は、ついに「可愛いって今までそれなりに言われてきたし(?)、これからはかっこいい系で行こう」という大方針を打ち立てました。

モード系しか勝たん卍卍卍の精神でクローゼットを見返すと、あらやだびっくり、まだまだ可愛いもので溢れかえっているではありませんか!※あたりまえ

ということで、可愛いものとかっこいいものとを仕分けました。

その結果、服の粗が目に入るようになり追加で35着をゴミ箱へポイ!!!!!と同時に100着達成おめでとう私!!!!!


これからのクローゼット

厳選したお洋服たちの数を数えてみたところ、
★服:推定60着(春夏物が29着ということは確定、秋冬物を数えるのは後回し)
★靴:12足
★バッグ:4個(むしろ足りぬ…)

適正量範囲内(靴以外)!!!!!!!!素晴らしいな私!!!!!!!!!天才!!!!!!!!

しかしここでめでたしめでたし、とはならず。。。

仕分けた先にまだ可愛い服は残っています。
こんな感じで元気に佇んでいます。

脱・衣裳部屋は叶ったので、これからはゆっくりとメルカリに出品していきます。
先日アカウントを作成したばかりですが、上記画像をみて「これほしい!」となった方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けくださいませ♡(営業スマイル)


あとがき

着地点のせいで、なんだか服を売りつけたい人のブログみたいになってしまいました。てへ。

それはさておき、もしまた自室を衣裳部屋化させてしまうようなことがあったら、本記事を読み返して断捨離に励みます。



最後までお読みくださりありがとうございました。
それではまた、お元気で。

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