見出し画像

バクマンの見吉香耶ちゃんから学ぶ最強の「尽くす女」

みーこ

何故か、いまバクマンにハマってます。

漫画もとっくに完結しているし、アニメも終わってます。映画も佐藤健さんと神木隆之介さんのW主演で話題になったのも何年も前。

何故今更？と言われると、単純にピッコマで配信してたのでまとめて見れる環境があったので、毎日1話ずつ読んでたら見事ハマっただけなのですが…。

私のバクマン歴は漫画1巻のみ、映画は随分昔に見たっきりだったので見吉香耶ちゃんについては全然知らなかったのですが、ここにきてその「尽くす女」っぷりにちょっと感銘を受けたので、今回は「尽くす女」についてお話ししたいと思います。

見吉香耶ちゃんとはバクマンの2人の主人公の一人シュージンの恋人でありのちに嫁のポジションに収まる2人目のヒロインです。

最初「基本いい奴」ポジションのただの同級生だった彼女ですが、空手などの格闘技をやっていたからかとにかく押しが強く先手必勝。

ちゃっかり恋人になって、二人の漫画家生活を完全にサポートする役割を担い、恋人のみならず恋人の仕事のパートナーからも絶大な信頼を得ます。

10代のうちにその献身からシュージンにプロポーズされるという手放せない女ポジションをゲットします。

「この子がいないと自分はダメだ」

くらいに思わせる女性に10代でおさまるとは侮れない…。

では、この10代でプロポーズされた見吉香耶ちゃんってどういう女性なんだっけというところをおさらいしたいと思います。

・彼氏（旦那）とそのビジネスパートナーの夢を応援している
・仕事の邪魔をしない
・パートナーの気持ちに寄り添っている
・ふたりが仲違いしそうなときは間に入ったり、相談相手になる
・ふたりのアシスタント作業も手伝う
・仕事部屋の食事や掃除などを一手に引き受ける
・旦那のビジネスパートナーと自分の親友の仲を取り持つ

とにかくシュージンとサイコーの二人の（ここ重要）精神的支えになっているわけです。
2人の作品がうまくいけば喜び、コケれば一緒に悲しみ、ペンネームの名付け親にもなり、仕事場のムードメーカーでもあります。

公私ともに二人を支えるサポーター。

そりゃ唯一無二の存在になりますわ…。2人にここまで理解のある人は後にも先にも表れないでしょう。

仕事でも代替えできない人材には価値があるように、彼ら二人にとっては何物にも代えがたい女性なのでしょう。

ここでのポイントは

尽くす女だし、気前のいい女ではあるものの、見吉香耶ちゃんは都合のいい女ではない、ということです。

見吉香耶ちゃんはシュージンが心変わり（浮気？というまでではない）しそうになったときに彼のそばを離れようとするわけですね。

「私を捨てないで」

と追い縋らない。

この部分って自己肯定感が関係してるのかな、と思うのですが、人に依存していない人は「自分がかわいそうな状況」になりそうな場合、相手より自分を選びます。

「これ以上この人の近くにいたら、自分がかわいそうだ」

と思うくらいに相手が誠意のない行いをしたら、そこでさようならです。

損切りです、自分の見る目がなかったね。次に活かそう。

ここで相手の誠意がない行いを許すとその人は「モラハラ」や「DV」を平気で行うようになって、あなたはただその人の被害にあってお互いに地獄の日々が始まるでしょう。

自己肯定感って大事。よければこちらもどうぞ。

話がそれましたね。

見吉香耶ちゃんは見るからに自己肯定感の高い女性なので、自然と相手のためを思った行動をとれるし、そうであったとしても自分を蔑ろにするような相手であればちゃんと距離を置いて遜るような真似はしません。

Give＆Takeという本でこの世には

ギバーとテイカーとマッチャーがいる、と定義されていますが

まさに見吉香耶ちゃんはギバー

そして自己犠牲的なギバーはテイカーに搾取されるが、Win-Winの関係を築ける相手にギブできるギバーは成功する、とあります。

Win-Winの関係を築けるギバーというのがまさに彼女ですね。

シュージンは若干気持ちが揺れ動くものの、最後には見吉香耶ちゃんを選んでプロポーズして大切にします。

素晴らしい、流石人気漫画家の嫁になる女

とはいえシュージンの気持ちを揺らした女性であっても友達になろう！と言えるほどのできすぎた女なので、そこまで私にはなれないな、という劣等感を感じつつ、あっぱれ完敗です。

つまり、何がいいたいかというと見吉香耶ちゃんは「尽くす女」というギバーでありシュージンというWin-Winの関係を築ける相手をガッツリ掴んだ成功者であった。

というところで、バクマンの「尽くす女」論についてはここらへんで終わっておこうかな、と思います。

お後がよろしいようで…（そうか？）

毎週水・金にエンタメにからんだ文章を更新しているので、よろしければフォローお願いします！

感想ありましたらTwitterのDMでお待ちしております

https://twitter.com/kon_miko


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？