みっこ

小学校の先生

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最近の記事

マニュアル

先日、他のクラスのもめ事があった。 マニュアル通りに組織的に動き、 言われた通りに保護者に伝えた。 でもうまくいかなかった。 誰も納得しないで終わった。 もちろん、職員を守るためという意味で 組織的に動くこと、多面的に動くことは必要だと思う。 ただ、担任本人は納得していたのだろうか。

    • インクルーシブって、なんかね。

       先日、インクルーシブに関する研修があった。手順や大事にしてること、とてもわかりやすかったし、とてもすてきな取り組みだなと感じた。  ただ、こういう研修を受けるたびに、インクルーシブという世界がもつ明るさというか、健全さというかが、突き刺さる、というか気持ちが悪い。  あまり詳しくはないから、なんとも言えないけど、肢体不自由の子が、なんかの行事に参加したいとおもったとき、みんなその子を応援するし、一緒に場にいられるような手立てをとるだろう。それに何のもやもやは感じない。正

      • よのなかはわからないことばっかりね、

        冬休み、いろんな人にあったり、行ったりしたものだから、頭も体も追いつかずに、ぐちゃぐちゃしたまま、始業してしまった…。 少し働いたおかげか、少し落ち着いていて来て、今をむかえている。 休みに出会った人が言っていた “うまくいく必要なんてないんじゃない❓” その言葉に、はっとする。 たしかにそうなのだろうけど、うまくいかないと不安にもなる自分、そして周り。 だけど、なにもかも、わからないことばっかりだ。 結果が大事なような、過程も大事なような… 知識もほしいけど、体

        • 日帰りで楽しむ学校ツアー

          先週、調理実習でごはんを炊いた子どもたち。 こんなにおいしいごはんははじめてーとか言いながら、それはそれはおいしそうに食べていました。 こうやって顔を見合わせながら、いっしょに料理するっていいな…いっしょに食べるっていいなぁ…と、そしてそういう場に居合わせられる先生っていいなぁと幸せを噛み締めた時間でした。 事前に鍋はコンロにセッティングされていて、鍋に米を入れ、給水させ、決まった時間のとおりに炊く。食べたあとは、道具を洗って、ふき、場所に戻す。 うんうん…。 最後に

        マニュアル

          私立向きだよね

          久しぶりに昔のママ友にあった。 軽くあいさつをして、最近どう❓と聞くと お子さんがフリースクールに通ってる ということを打ち明けてくれた。 くわしくは語らなかったけど やっと安心して通えてるのだ…と言っていた。 わたしもときどき、学校で保護者の方から相談をうける。 「うちの子、普通の中学は無理そうだから、どこかいいところ知りませんか…」と。 職員室でも、「あの子は私立向きだよね。」って みんな普通に話している。  今まであんまり深く考えたことがなかったけど、もし、すべ

          私立向きだよね

          保健室横の相談室

           夏休み明けから、不登校の子が増えた。 不登校というより、教室に入れない子たちが増えた。学校には来れているので、別室登校という形をとっている。  昔勤めていた学校では、保健室の先生が、そんな子たちを受け入れてくれていた。保健室の横に、相談室という部屋があってみんなそこに通って来ていた。担任の先生たちはそこに物を届けたり、今日の学習を伝えに行ったりしていた。  保健室業務もあって大変だろうに、これも楽しみのひとつだからと言ってくれていた。子どもたちも、そこの仲間で集団を作り、

          保健室横の相談室

          はだしでおどる

          はだしが苦手だから、どうしたらいいか 運動会で、演技をする ソーラン節だ 支援級の先生から相談があった わたしは “靴をはいたらいいんじゃない❓” と、言いかけた が それよりはやく “靴を履いてる子が裸足の子をふむとけがしますよ” “一度良しとすると、他の子も靴がいいって言い出します” “来年の学年がこまる…” そして、 “そのくらい、がんばれないんですかねぇ” “それをがんばってこその みんなでがんばるよさなのにね” と あーー、わたしってやっぱり先

          はだしでおどる

          ウェルビーイング❓

          ウェルビーイングって流行ってるのですか❓ わたしの個人的な偏見なんだけど ウェルビーイング=認められた健やかさ という感覚があって、すごーく苦手だ。 バランスのよい食事 適度な運動 友だちと仲良く ときには趣味を楽しむ… すごーく苦手だ。 お菓子も食べたいし お酒にもおぼれたい… 休日はダラダラして 無趣味な自分をなぐさめる… そういう自分が大好きというわけじゃないけど、必要だなぁとは思ってる 学校でウェルビーイングなんて やりだしたら こどもたちもっと来なくなっ

          ウェルビーイング❓

          ありのままがあるところ

          いつかあの本を読まねばと おもっているうちに わたしが、そんな場にまきこまれることになった いろいろとあり、 いろいろおもうところもあり もうすこし 人付き合いではなく、支援 支援というより、指導なのかな…と 自分の教師としての演じ方を 変えねばなぁと思い 変えようとした矢先、 子どもたちに、逆に心配され、 授業をしてると、自分が楽ませてもらい、 授業が失敗すれば、励まされ、 …… いつのまにやら いつもの自分に戻されて心地よくなって しまっている自分がいる この集

          ありのままがあるところ

          こどもを飼ってる

          子どもを飼ってる。 最近、よく思うこと。 朝、黒板に貼られた表示札。 友だちにあいさつ→ランドセルから中身を出して机の上に置く→中身を机の中にしまう→ランドセルを片付ける→宿題を出す→トイレをすます→席に座る→… 効果はあると思う。 とても。 ノートやカードにはられた色のシール。 赤は1〜5、青は6〜10………………。 効率的だと思う。 とても。 けど、なにかモヤモヤするものを 感じて、できない自分がいる。 まるで動物を飼ってるみたいな気がして。 そんなことい

          こどもを飼ってる

          人間になること。

          世の中は、わたしたちを物としてあつかうシステムにあふれてる。 たくさんの人を運ぶ電車。 粛々と会計まで進むファーストフード。 学校もまたしかり。 だれかが決めたコンピテンシーという  抽出された基準に合わせて コンテンツを与えられ、 達成するために、自己調節させられる。 もはや物でもなく、アプリとして。 わたしは、やっぱり人間になりたいし 人間を育てたいのです。

          人間になること。

          自然は公平より平等。

          だいぶ前に 平等より公平 の絵を見て はっとした 壁の後ろに立つ3人組の絵 平等では、かべにかくれて見えない子がいて 公平だと、見えない子は踏み台に乗ってる あー、そうだよな、 これが、あるべきすがただよなと 納得したことをおもいだす でも、 この踏み台をおいたのはだれ❓ 大人❓ ホントは大人が踏み台を置く前に こどもたちが、だれかをもちあげたり どこかから台をさがしてきたり 他の人をさがしたり、 壁をこわしたり…(ないか笑) できることをしたあとに 手伝うよって踏

          自然は公平より平等。

          赤い公園

          自分にすなおになれないとき。 自分が自分らしくいられているのかわからないとき。 ホントの気持ちにフタをしているとき。 赤い公園のpray を聴くことにしてる。 自分の周りを覆っていた 弱い自分やだめな自分を隠す殻が 少しずつはがれていく。 痛い。むねがちくちくする。 キュッとなる。 自然と涙がこぼれてくる。 あふれでてくる。 けど、 ホントは苦しかったんだとか、 ホントは大好きなんだとか、 本当の自分を抱きしめてあげられるのだ。

          スキルのはしっこに

          計算スキルの端や下に、小さく書かれている追加問題がある。 だいたい5問くらいなのだけれど、 あれは、どうなんだろう。 これ以上は書けないのだけど、 なんか苦しいなぁ。

          スキルのはしっこに

          ふせん

          今年度は、算数を半分に分けてとりくんでいる 半分の子たちはわたしのクラスで 半分の子たちは算数専科の先生のところで 学んでいる 進度は同じにして、進め方や内容は 専科の先生が決めてくださっている テキパキとしていて、実に優秀な方である 一斉指導の進め方も上手。 スキルもプリントも答え合わせをしてくださるので実にラクだ。 時間的には。 隙間なくプリントが用意されていて 子どもが退屈をもてあますこともない。 そして、スキルのまちがっているページに ふせんを付けてくださる。

          まなびとは

          学びは 遊びと探究だけでよい

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