卵アレルギーだった君とゆで卵を剥いた日

次男は元々食物アレルギーのかたまりだった。
離乳食を進めていく中で、蕁麻疹が出たのは9か月ごろ。
近くの小児科で検査してもらったところ、小麦、乳、卵と有名どころをコンプリート。
おいおい、離乳食始まったばかりだぞ…と頭を抱えたのは言うまでもない。

幸いな事にどの数値も軽度で、少しずつ身体に慣れさせていく方向で完全除去はしなくてよいとのことだった。
(人により、完全除去をしなくてはいけない事もあるのでDr.と相談しつつ進めましょう)

小麦、乳はクリアしていた量がだいぶ多かった為、規定量(うどんなら1玉ほど、牛乳は200㏄)はだいぶ早めに食べられ、解除となった。

問題は卵。
卵1個で解除となる卵だが、毎日ゆで卵を作り少しずつ食べさせていた。
それが言っては悪いが、とても面倒くさい。
茹でて殻をむく。たまにならどうってことないが、毎日となると発狂物。
しかも食べるのはごくごく少量ずつなのだ。(大人なら卵なんで2口で終わるのに。)
途中からアルミホイルに包んだ卵を炊飯器でそのまま炊く事覚えてから多少気持ちが楽になったが、それでも毎日はつらかった。


卵1個クリアし、Dr.から許可をもらい完全加熱であれば除去解除に。
まだ非加熱(半熟を含む)は食べられないけど、だいぶ大きな一歩となった。

そんな次男。
最近はゆで卵のから剥きが得意に。ゆで卵を茹で終わると、自身で踏み台を持ってきてお手伝いしてくれる。
あんなに見たくなかったゆで卵が、こんな素敵な時間に変わるとは。

育児ってなんて面白い。

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