虹 (ミジカクカク#22)

早朝、ゴミ出しのタイミングで虹をみつけてしまった。

第1発見者は誰かに知らせる、
みたいな約束が虹にはつきまといがちだが、
早朝ということもあり、独り占めで静かに眺めた。

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。
学生時代に覚えた虹の色の順を確認する。

セキ、トウ、オウ、リョク、セイ、ラン、シ。

この確認をすると困ったことに
頭の中にキョンシーが現れる。
両腕を前に真っ直ぐ伸ばし直立状態でジャンプしながら向かってくる白い顔のゾンビみたいなあれだ。

あれを制止させるのに、おでこに御札を貼るときだったか戦ってるときだったか、
なんや呪文みたいなのを言っていたという幼い頃の記憶があるが
セキ、トウ、オウ、リョク、セイ、ラン、シ。はそれに雰囲気が似ている。

虹は消えてもしばらくキョンシーは消えない。

わたしの取説を作るとしたら
‘’虹はひとりで見ない(見せない)”は書いておきたい。

自分の取扱が未だうまくいかない時があります。

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ミジカクカク は 短く書く です。

長々とつれづれなるままに書きがちなわたしですが、
ミジカクカク を意識したらどうなるのか
という興味本位で練習を始めました。

友人限定公開の場で書いたものに題名をつけ、こちらに載せています。

スマホの画面をシュッとしなくても読めるくらいのサイズイメージで書いています。
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