医学部学士編入試験 面接対策
こんにちは、夏休み最後の日のFKです。保育園から子どもと夫が帰ってくるまでの2時間半、面接対策について記載していきたいと思います。
また、実際に自分が作成した面接対策シートとどこのサイトで調べたかのリンクは改めて記事にしたいと思います。この記事は最後まで無料で読めます。
どうぞよろしくお願いします。
こんな方におすすめ
まず初めに、この記事がどういった方を対象としているかについて示していきます。
下記ような方々はウェルカムです!
初めて筆記試験を通過し、面接することになったもののどのよう対策を行えばいいか分からない
一度面接を行ったが、なんだか上手くいかなかった
学士編入試験の面接って普通の医学部の試験の面接と何が違うの?
逆に、もうやれることは全てやり尽くしたのに何故か受からない・・・!!って方は対象ではないかも。面接対策ビギナーさん向けの記事になります。
志望動機の一本の軸
確認していただきたいことがあります。
「志望動機の論理展開は妥当か?」
これは、合格した誰かに確認してもらうのが一番手っ取り早いです。なかなか見てくれる人がいないという方は、よく合格者さんがやっている有料サービスでもいいと思うのですが、信頼できる人なのかというのは難しいですよね。私は森下さん率いるMorris LABさんにてお願いしていました(唐突の宣伝)。仕事終わりに面接対策の時間を作って、仲間で練習を繰り返した日々が懐かしいです。
さて、本題です。「志望動機の論理展開」というと難しそうですが、「これまでの自分の経験」から「医師になる」までに一本の軸が存在しているか、つまり志望動機に説得力があるかということを確認していただきたいです。説得力がないと、論理的に弱いところを面接官に責められると苦しい思いをすることになります。高校生であれば、今までのキャリアがシンプルな分そんなに説得力は必要としません。しかし、一度他の大学に行ったり社会人を経験していたりする場合、「それまでの生き方」と「医師の志望理由」に一貫性がないと、面接官も太鼓判を押しにくいのです。過去・現在・未来の自分が一本の軸でつながっているか、この機会に今一度振り返ってみてください。
「今更気づいたけど、説得力あまりないかも??」「一貫性、ない…」という方、ご安心ください。後付けでなんとかなることもあります。明確に言及していない部分から、補足する形で一貫性を持たせます。提出した志望動機は変えられないので、論理的に変だなと思うところは「訊かれたらこう答える」で乗り切りましょう。具体例ですが、私は農学部出身ですが、なんで高校生の時に医学部を受けなかったのか面接官にかなり詳しく訊かれました。説得力がない場合、このように掘り下げて質問されることがあるので、覚悟しておくと良いでしょう。
ただ、ブラッシュアップした志望動機がある人と付け焼き刃の志望動機の人では、前者の方が面接強者になるのは言わずもがなです。志願書を書く段階で、志望動機の論理性を意識して、分かりやすい内容を心がけると面接の時に楽ができますよ。
自分の志望動機を熟読し、質問を考える
学士編入試験って特殊なので、志望動機が大学によってちょっと違う人もいるかもしれません。この大学の強みの部分に合わせた希望診療科にしよう、と器用な人大学によって内容を変えているかも。中にはコピーをとり忘れてどんな内容か覚えていないって方も聞いたことがあります。
しかし、面接官にとっては受験生のことを知る一番の情報は志願書です。面接の直前に印刷された志願書に目を通して、どんな質問しようかなとか考えるわけです。そのため、少なくとも提出した志願書の志望動機は熟読して、面接官ならどういうことを質問したいのか想定質問を考えておきましょう。自分一人で難しかったら協力者を見つけましょう。考えた想定質問はエクセルにまとめて、回答を自分の言葉で練っていくとよいです。
志望動機はとても重要です。ありきたりですが、「なぜを3回繰り返す」ということをぜひやってみてほしいです。
「なぜ今の進路を選んだのか?」
「なぜ医師を目指したいと思ったのか?」
「なぜ医師じゃないとダメなのか?」
これに根拠を持ってスラスラ答えられるようになったら、面接対策半分以上終わりです。可能であれば、自分独りよがりの考えにならないように誰かに相談しながら考えてみると良いと思います。
情報収集について
自分の頭の中だけで面接対策を行うのは限界があります。志望動機の説得力をつけるためや、面接で聞かれた時のネタ探しのためにも情報収集は必須です。
集めた方が良い情報について優先順位の高いものから箇条書きで書いていきます。
面接の全体的な流れ 個人面接orグループ面接orグルディス
過去の質問はどのような内容だったか
志望大学の特色(どんな人求めてる?)
希望診療科の行っている研究や取り組み
大学の希望診療科の先生の記事(新聞、インターネットなどなど)
関わりたい疾患についての統計学的情報(男女比や年齢、分布や特徴)
関わりたい疾患について県での取り組み
ざっと上記のような感じです。あくまで面接のネタになるような、聞かれた時に答えられるようにするための情報です。志望動機が一番大切なので、それがいまいち仕上がってない人は志望動機の説得力づくりを優先してください。
「どうやって調べるの?」という方……↓購入いただけるとおまけのところに書いてます。が、もう少し待っていただければ私の作成した対策シート実例と情報元のリンク集を有料ですが公開予定です。ちなみに、自分の経験で調べて役立ったのは、「最近の呼吸器疾患で気になる研究やトピックスは?」というところです。調べていたので焦らず堂々と面接官に伝えられました。
また、別の受験生のケースですが、グループ面接の際「研究をしたい!興味がある!」と自己PRしている人に、「では、群大でどのような研究をしてみたいなど興味のある研究はありますか?」と聞いたところ言い淀んでいました。他の受験生から質問が飛んでくることもあるので、自分のやりたいこと・興味のある分野にリンクする内容のことは可能な限り詳しく調べておくことをおすすめします。
おすすめの練習方法
私が実際にやった面接練習方法です。
ZOOMなどのビデオ通話で友達や知り合いの合格者に頼んで練習する
ZOOMに壮年のスーツの男性の写真を載せて質問の声を誰かに頼んで練習する
会議室を借りて入室するところから練習する(広いところがいい)
iphoneで録画して自分の目線や動きの癖を知って直す
暇な時に志望動機を暗唱する
質問内容をランダムに誰かに訊いてもらい、答える(Anki活用してもよし)
おすすめの本
これは持っていて損なしな本
医学部学士編入試験の教科書
河合塾series
医学・医療概説 - 医学部進学のための特別講座 (改訂版)
⚠︎アフェリエイトはやってないので安心してリンク飛んでください。
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面接対策だけではなくて、受験体験記が盛りだくさん。とりあえず参考に読んでみるのおすすめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695977236882-OvSoqD2rba.png?width=800)
面接対策で重宝しました。解説の深さがちょうど良いです。ただ漫然と読むのではなくて、自分はどう感じたか、どうするのが良いと思うのか考えながら読むと良いと思います。小論文対策でもGOOD。
おわりに
最後になりますが、あくまで私の個人の面接対策になるため合う人・合わない人がいるかもしれません。この内容を盲信しないで、自分に合っているか・できそうか考えて実践してみてください。
この記事をご覧になっていただいた受験生の皆さんが、面接試験でベストを尽くせることを陰ながら祈っています。
サポートいただけると泣いて喜びます! 記事を書くモチベーションにもなります🙌 赤ちゃんのミルク代に使わせていただく予定です🍼