見出し画像

noteのディレクターとして入社して3ヶ月、どのようなことをしていたか

こんにちは、piece of cakeディレクターの水野です。

ぼくが今年の2月に入社してだいたい3ヶ月、どのようなことをしていたか、書き出してみようと思います。

当社のエンジニアやデザイナーが、各自のnoteで仕事の話を書くことがありますが、ディレクターが発信するケースはすくなかったので、たずさわった仕事の内容を、まとめてみようと思いました。

ミッション・バリューの策定

cakes編集長や、noteデザインチームとディレクターが、THE GUILDに集まって、CXO深津さんと、プチ合宿をして策定しました。当社のミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられる世界にする」というものです。

noteがお手伝いするのは、一流の作家さんとかだけじゃないぞっていう気持ちが、「だれもが」ってとこに表れていて、とても素敵だなと感じています。ミッションやバリューについては、どこかのイベントなどできちんと発表できればとおもっています。

TBS NEWS「マンガで報道局」コンテスト

「ニュースが少しだけスキになるノート from TBS」というnoteを運用いただいている、TBS NEWSさんとコラボしたコンテストを開催しました。わたしは企画の進行と審査会の運用を担当しました。

1分程度で読みきれるマンガやイラストの形式で、日常のなにげない風景をきりとったり、報道について感じること、などをテーマとして設定し、noteクリエイターから作品を募りました。

企画段階では、TBS NEWSの担当者とも「100件くらいあつまればいいね」と話していましたが、ふたをあけてみれば511作品もの応募があり、審査会も盛況のうちに終わりました。

私はこれまでにもコンテストの実施経験がありますが、1ヶ月というみじかい応募期間で、これほどのクオリティの作品が集まることには驚きました。noteクリエイターのポテンシャルを感じる施策でした。結果発表はこちらからご覧いただけます。

ハッシュタグによるお題を設けたりすることを、社内ではよく「クリエイターの出口を用意する」と言っています。noteをかく動機をたくさん用意しなくては、ということです。今後もnoteではさまざまなコンテストやキャンペーンを実施してまいりますので、乞うご期待です。

スタートアップ向けnoteパッケージ

施策に賛同いただいたVCさんと連携して、スタートアップ企業のオウンドメディア利用を促すためのパッケージを提供するプランの運用をしています。さいきん、企業でnoteを活用いただいている例がすこしづつ増えてきました。

このパッケージでは、スタートアップ企業が会社ブログや社長ブログ、開発ブログを立ち上げる際に、noteでアカウントをもっていただくためのサポートがふくまれています。

この施策をきっかけに、さまざまなスタートアップの方とお会いしました。よく伺う声としては、事業の伸長に注力したいのに、自社サイトや各種SNSでの広報活動をあれもこれも手がけることを、とくに大変だと感じている会社さんが多いようです。それでいて、採用活動も急務であり、求職者へ向けて「中の人」が仕事にかける想いや、業務の内容を発信することは欠かせません。

これらの会社さんは一例ですが、ほんとうに様々な企業・法人からのご相談が多いです。

個人的なおすすめとしてよく話すのは、noteを対外的な情報発信の本拠地にしてしまい、各種SNSではその告知導線として設計し、総合的な運用負荷を下げるパターンです。noteはRSSにも対応しているため、自社サイトに更新情報を埋め込むこともできるようになっています。

noteのエディタは扱いも容易ですし、どなたにも気軽に使い続けていただけるよう、日々カイゼンを行っています。noteをうまく活用いただき、煩雑になってしまう、スタートアップの広報タスクを整理整頓し、定期的な情報発信をしtいただけるよう、お手伝いをできればと思っています。

クリエイターのサポート

ディレクターとして、noteの継続課金マガジンの立ち上げをお手伝いさせていただくことがあります。月額の継続課金で販売できるマガジンは、小説や漫画の連載媒体として、有料メルマガの配信、ファンクラブやオンラインサロンの運営、 コミュニティの会報運営などにご利用いただいています。

さまざまなクリエイターさんに関わらせていただいていますが、しいたけ占いのしいたけ.さんが、継続課金マガジンを開始されるのにあたって、お手伝いをしました。

ぼく自身、もともとVOGUE GIRLのしいたけ占いを好きで読んでいたので、ファンとして、これからの発表の場としてnoteを選んでくださったことを誇らしく思っています。

しいたけさんは、その文章の素敵さはもちろんのこと、noteをなぜ書くかという所信表明のメッセージ、リアクションメッセージを設定する、サポートエリアの説明文を書く、というあたりの、note利用の基本的なところをきちんと対応くださっていて、購読者数がどんどんふえています。

マンガ作品の売上を最大化するコンサルティング

noteでは、マンガをつくっている出版社や個人のクリエイターを対象に、コンサルティングの受付をおこなっています。コンサルと銘打ってはいますが、対象となる版元やクリエイターからコンサルフィーをいただくことはありません。

版元やクリエイターがマンガ作品をひろく伝えていくことが、容易ではなくなっているからこそ、noteのプラットフォームをうまく活用いただき、当社でお力添えができればと思い、はじめた施策です。

海賊版サイトによる被害は、「クリエイターファースト」を掲げる当社にとって、看過し難いものであり、作品が生み出す利益をクリエイターへ適切に還元するサポートを推し進めていきたいと考えております。

とくにこのあたりのメッセージは、担当としてもつよく思い入れがあります。賛同いただけた版元やクリエイターからの申込みをたくさんいただけましたし、お申込みいただいた方にすこしづつお会いしてお話をしていて、マンガを届ける環境がむずかしくなっていることへの危機感を肌で感じています。

「やれたかも委員会」や、「うつヌケ」など、noteを軸にしたマンガ販促の成功例を元に、これからもマンガをつくる人たちをサポートしていきたいと考えています。

出版社とのパートナーシップ提携

noteでは日々、数千という単位であらたなコンテンツがうまれています。月替り、もとい週替りで次々とスターが生まれており、すげえなとおもっています。

そこで、出版社と提携し、注目のクリエイターが本を出すお手伝いを出来れば、ということではじめた施策がこちらです。

これまでにもnote発で書籍化に至った例はすくなくないのですが、あらためて枠組みをnoteチームで考えて、動かし始めました。ポイントはいくつかあるのですが、書籍化にあたってクリエイターのリソースがとられてnoteの更新が止まってしまうことは良くないのです。noteという、クリエイターにファンを蓄積できるプラットフォームがあるからこそ、本が売れるのだと考えています。あまつさえnoteでせっかく人気の出たコンテンツを出版のタイミングで削除するケースもこれまでには見られたのですが、それは書籍の販促としても逆効果です。

さっそく動き出しているものもあり、今後、報告させていただけるのがたのしみです。

クリエイターミートアップ

入社してすこし経った日のこと、打ち合わせ帰りのタクシーで、社長の加藤に「イベントやりたいんだよね」と言われたのをよく覚えています。そこからなかなかのスピードで立ち上がり、ついこないだ開催したのが「note creator meetup」です。

これまでの仕事で、イベント運営にも携わらせてもらったことはすくなくないのですが、ものの数日で用意していた席数がはけ、当日もたいへん盛り上がりました。会場となるhoops link tokyoさんにもとても助けていただきました。ケータリングでおねがいしたMOMOEさんも素敵なフードをご用意いただけました。

運営全般や司会を担当させてもらいましたが、ゲストの最所さんと、当社の三原によるイベント進行を眺めていながら、客席が静かだなあと感じていて、手元のスマホでTwitterを立ち上げたところ、一時期はトレンドで6位にはいるほどの盛り上がりを見せていて、来場者の熱量に感激しました。

イベントのなかみは、次の最所さんによるレポートに詳しいです。

こうしたイベントは、ジャンルやテーマを変え、定期的に開催していきたいと考えています。noteがよく使う「クリエイター」という言葉は、プロアマを問わないですし、法人やチームもふくみます。あらゆるnoteクリエイターと接点を持てる機会をふやしていきたいとおもいます。

cakes note fes 2018

昨年に開催したcakes note nightの盛り上がりがあり、ことしもイベントを、ということで2daysに拡大しておこなうことになりました。その名も「cakes note フェス」です。

イベント開催にあたっての、タイムテーブルぎめを社内で行ったのですが、たいへん白熱しまして、珠玉の登壇者が出揃ったとおもっています。なんというか、他にない熱量の混じり合い方をするイベントです。担当として、ピースオブケイクにしかできないイベントだという自負があります。

当社のミッションである「だれもが創作をはじめ、続けられる」ことをテーマとし、さまざまな分野で活躍するクリエイターにお話をしてもらいます。開催まで1ヶ月、しっかりと準備をして臨みたいと考えています。

ということで

初のnoteがこんな長いものになってしまいました。もうすこしみじかいスパンでアウトプットしなきゃなという思いでいっぱいになりました。

ぼくが携わった企画だけ挙げましたが、これをみて、ピースオブケイクが仕掛けていることをすこしでもわかっていただければうれしいです。

読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートはnoteコンテンツの購入にあてさせていただきます。