スキルを仕事にするということ

思うように集客できなくて心折れることなんて、やまほどあったし、今でもたくさんある。そのたびに、いちいちポキポキ折れてたら、とっくに店なんかやっていない。

誰だってうまくいかないより、うまくいくほうがいいに決まってるけど、はじめからとんとん拍子♪なんて、まず「ない」と思ったほうがいい。

駅前だからお客様は来る。こんなに高いスキルをお客様はほっとかない。そんなのは妄想でしかない。

「あなただれ?」みたいな人にいきなり仕事を依頼する?しないよねぇ。タネまきをすっ飛ばして花を咲かすなんて、あり得ない話。

選ばれるって簡単なことじゃないし、選ばれ続けるってもっともっと大変。選んでくれた人がいたとしたら、まず「奇跡だ」と思ったほうがいい。「お客様は神様です」ってホント。

高いスキルがあるから選ばれて当然?!そうじゃないんだよね。本当に大事なのは、高いスキルじゃない。そのスキルをどう届けるか。

お客様が求めている役割を理解した上で、そこにハマる適切なタイミング、適切なプロセス、適切なゴールの提示が必要で、そこが嚙み合わないうちは、うまくいかなくて当然。

最高級の料理がまずそうに盛り付けられていたらどう?食べたくないよね。

めちゃくちゃ満腹なタイミングで運ばれてきたらどう?要らないよね。

噛み合っていないってのは、きっとそういうことなんだと思う。

しかも、うまくいかないとき、「これ以上心折れたくない」という気持ちが勝ってしまうと、人は骨の折れる道を避けるようになってしまう。

転んでも痛くない程度のことしかやらない。そうなると、もう負のスパイラル。ラクして得られるものは少ないから、アウトプットはどんどん先細っていくだけ。そして、諦める。

まぁ、そんなやり方でだらだらと続けるくらいなら、潔く諦めて正解なのかもしれないけどね。

そもそも「なんのためにこの仕事を始めたんだっけ?」と考えたとき、そこにお客様の顔が浮かばないのなら、むしろ早い段階でやめてしまったほうがいいのかも。

以上、やる気に満ち溢れた人たちと「集客は甘くないよな」について語り合った月曜日のボスの独り言。

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