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ジェネシアで働くってどんな感じ?

こんにちは!Senior Portfolio & Partnership Managerの吉田実希です。私がジェネシアに入社したのは2019年10月。もうすぐ丸4年が経とうとしています。スタートアップやベンチャーキャピタルとは全く離れた業種の方とお話するとよく「どんな働き方なの?大変じゃない?」と質問を受けるのですが、私は今まで一貫して「Work Hard だけど、ものすごく刺激的で楽しい」と答えていました。この記事では、ジェネシアで働く体験を言語化しながら、Team ジェネシアから見える景色を皆さんと共有したいと思います。

ジェネシアを作り上げる要素

ビジョン、個、チームと制度&カルチャー

Teamジェネシアを図式化すると、ずばりこんな感じです。

デザイン:割石 裕太さん

「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する」というVisionのももとに強いメンバー(個)が集まり、その集合体としての強いチーム。そして個とチームが成果の最大化に向かってコラボレーションしながらチャレンジし続けるための土台となる制度とカルチャーがある状態です。

強い個とは

ジェネシアでいう強い個を表すキーワードは「自走・自律型」、「個のミッション」、「成果の最大化」です。
「自走・自律型」とは、上からの指示を仰いでその与えられたタスクのみをこなすのではなく、アクションの主旨や背景を理解した上で自ら考え、立案し、実行すること。自走・自律型で動くためにはジェネシアがどこに向かっているのか(=Vision)の深い理解が必要です。ジェネシアメンバーにとって、Visionは表面的なキャッチコピーではなく、チーム内の会話、そして支援先やファンド出資者であるLP、その他の外部ステイクホルダーとの会話にも頻出するキーフレーズとなっています。
そして自走・自律型に動くためにもう一つ重要なのが「個のミッション」です。ジェネシアの中での自分のミッションは何なのか。何を目指しているのか。これは職種に基づく内容だけでなく、ジェネシア全体を俯瞰して設定するものも含まれます。例えばPortfolio & Partnership Managementのチームに所属する私の場合、元々与えられた職務としてはファンド管理とIRでしたが、ジェネシア全体を見るとメンバーの働き方についてのボールが落ちた状態になっている。そのボールはジェネシアが成長するためには落としてはならず、それであればそのボールを拾おう、ということでいつの間にかHR関連の業務もミッションに含まれるようになっていきました。ジェネシアもまだ創業6年目のスタートアップで、チーム内でやるべきことは多数あります。固定化したタスク配分ではなく、いかに各メンバーが自分の職務を全うしながらもその枠を超え、ジェネシア全体の成長に向けてのミッションを掲げられるかによって成長速度は大きく変わります。
そして最後のキーワードが「成果の最大化」。自走・自律型で個のミッションの実現に向けて動き、結果として最大の成果を生むことが重要です。意見が割れたり、判断に困ったときには「このアクションは成果の最大化に向かっているのか」を絶対的な判断軸として、個々が自らのアクションプランを策定しています。

2022年締めのGlobal Meetingにて

強いチーム

さて、次に強い個の集合体としてのチームが重要な要素として存在しますが、強いチームを作り上げるためのキーワードは何でしょう。それはずばり「コラボレーション」です。個の足し算ではなく、掛け算となる連携が重要になります。3+3=6、ではなく3x3=9、更に言うと3^3=27となるようなマインドセットが理想的です。
ちなみに、皆さん「コラボレーション」と聞いて思い浮かべるイメージは何ですか?「協力」と「コラボレーション」は何が違うのでしょう?例えば「note記事を二人で書く」というタスクがあったとしたら、協力したときとコラボレーションしたときではどのようなアウトプットの差が発生するのでしょうか。

…thinking time…

協力とコラボレーションの違いってなんでしょう?

以下は私のイメージですが、協力の時はAさん、Bさんそれぞれ一段落ずつ書いて、トンマナを合わせて出来上がり。「note記事を書く」という最低限のタスクは合格点で完了させられます。一方で、コラボレーションの場合だと、例えばAさんが文章を書くのが得意であればAさんが記事執筆を進めつつ、よりクリエイティブなBさんが文章に合ったOGPを用意したり、あるいはAさんにはなかった観点をAさんにフィードバックしたり。同じ文量でも、Aさんだけでは、あるいはBさんだけでは提供できなかったインサイトがあり、読者に読みたいと思わせるOGPが加えられた、合格点以上のアルファが詰まったアウトプットが生まれることになります。まさに、協力は足し算、コラボレーションは掛け算です。

(なお、この流れを更に深掘りするのであればNetflixのNext in Fashion Season 2, Episode 5 "Collaboration" をぜひご視聴ください…!チームの強みを掛け算して成果物を創る、の流れがイメージしやすくなります。)

強い個の集合体であるチームとしてコラボレーションするためには、巻き込み力と巻き込まれ力の両方が必要です。各々が高いプロフェッショナリズムを持ち、成果の最大化に貪欲であったとしても、それは一人で全部完結させなければいけない、という意味ではありません。自分の強み、そして仲間の強みを理解しながらサポートやアドバイスを仰いで推進していく。そして仲間も適切なフィードバックをしながら、より良いアウトプットを生み出すためにその取り組みに伴走する。そんな連携を大切にしています。

制度&カルチャー

さてさて、ここまで強い個がチームとしてコラボしながら、成果の最大化を追求する様子を綴ってきました。次に忘れてはならないのが制度&カルチャーです。個とチームがどうすれば持ち前のパワーを最大限に発揮できるのか。ジェネシアでは就業規則及び福利厚生を通じてあらゆるメンバーが働きやすい環境づくりを心がけています

持続的に大きな挑戦を
私たち自身が強いチームになるためには、各々が大きな挑戦をし続けられる土壌が必要です。
就業規則はその地盤であり、チャレンジをサポートすることを主眼に定められています。
ただ、VCとしてのチャレンジは短距離走ではありません。フルマラソン、いや、ウルトラマラソンであり、走り切るにはペース配分や適度な休息、そして周囲からの応援も必要です。
皆で「持続的に大きな挑戦を」していきましょう!

ジェネシア・ベンチャーズ 就業規則マニュアルより

具体的には出社orリモートは個の自由、フレックスタイム、有給取得は1時間単位から可、としています。また、福利厚生の一環として "Challenge with Baby & Kids" 制度を設けており、こども家庭庁ベビーシッター券の活用及びポピンズシッターのクーポン券を会社負担で発行しています。上限金額はありますが、自己負担はシッターさんの交通費程度。例えば私は共働き&3児がいますが、この制度導入により夜の勉強会などにも参加し、家庭環境問わず成果の最大化に向けてチャレンジすることが可能になりました。ジェネシアでの福利厚生のコンセプトは "Equity, not equality" であり、 何らかの事情により成果の最大化に向かうチャレンジができない場合は、その原因がもたらすハードルを乗り越えられるように会社でサポートをする、としています。今後も、何らかの事情で全力でチャレンジしにくい状況に陥っているメンバーがいたら、随時福利厚生のメニュー拡充を検討していきます。

出典:Robert Wood Johnson Foundation
皆に平等に同じ自転車を提供する(=Equality)ではなく、
皆が同じように自転車に乗れるように適切なサポートを提供する(=Equity)

さて、強い個とチームを支えるカルチャーはどうでしょうか。こちらは現在進行形でチーム内に改めて根付かせようとしていますが、一つの柱として「フィードバック文化」があります。ベンチャーキャピタルにおける業務は、完成され、型化できているものが皆無です。むしろ、毎日新しい課題や挑戦に手探りで取り組んでおり、どのようなアクションが最適なのかわからないことがほとんどです。そんな中、自らベストを尽くすのはもちろんですが、他メンバーから見てポジティブだと思う点、そして改善できる点を本人に伝え、更に良いアクションを互いに引き出し応援する、というカルチャーを創っていきたいと考えています。このフィードバックは上から下のみではなく、全方位(上下、横、ナナメ)で行います。フィードバックを受けてメタ認知し、ポジティブ&改善フィードバックを次のアクションに活かしてミッション達成にもう一歩近づく。そしてフィードバックを与える側として、メンバーのミッションを理解してアクションをよく観察し、コラボレーション機会を模索する。そんな正の連鎖をフィードバック文化の定着により生みたいと考えています。

フィードバック文化定着の最初の取り組みとして、2023年6月末にXTalentのDEIコンサルティングチームさんを講師にお招きし、自分のバイアス理解とフィードバックの仕方について学ぶ研修を実施しました。

その他にも、月に一度 Team Lunch を実施したり、四半期に一度拠点ごとのオフサイト、そして年に一度全メンバーを集めたグローバルオフサイトを開催するなど、Team Buildingの機会は意識的に設け、会議や仕事上のやり取りだけでは見えないメンバーの側面を互いに見れるようにして信頼関係の厚みがどんどん増すようにしています。

私にとって、ジェネシアで働くということ

ジェネシアは個性的なメンバーが多いです。そして皆その個性を存分に表に出して、活用して、更なる進化を遂げています。その中に身を置くということは、自分の可能性を信じて、昨日よりも今日、今日よりも明日、と永続的な成長を意識することになります。私にとってジェネシアで働くということは、信頼できる魅力的な仲間たちと決して終わらない成長の旅を味わい、楽しみ、時に困難に直面しながら進めるということ。
なんだか最後は情緒的になってしまいましたが、ジェネシアで働く雰囲気を少しでも読者の皆さんにお伝えできていたら嬉しい限りです。

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