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コンシューマーウェルネス

昨日 UCSF Health Hub Digital Health Award のConsumer Wellness 部門にてセミファイナリストのパネルディスカッションのモデレーターを努めました。

UCSF Health Hubは、医学分野専門の大学院大学 University of California, San Franciscoと連携したヘルスケアスタートアップ向けのアクセラレーター+コミュニティです。

Health Awardの開催は、今年で2回目。ヘルスケア関連11のカテゴリでベストなスタートアップを250人以上の審査員と一緒に決めていきます。

Consumer Wellness部門のセミファイナリストに選ばれた4社はいずれも素晴らしいスタートアップでしたので、備忘録も兼ねて簡単にご紹介します。今回選ばれたスタートアップのキーワードは、リモートデータです。

alto

処方箋の当日デリバリースタートアップ。現在は、サンフランシスコを含む8つの都市でフィルフィルメントセンターを運営。1つのフルフィルメントセンターで通常のドラッグストア400店舗分のエリアをカバー可能。処方箋の当日デリバリーといった利便性に加えて、割引クーポンの適用もやってくれる。そのため、お医者さんが処方した薬を患者がきちんと服用する割合がヘルスケア業界の平均よりも30%も高い。

Evidation Health

ウェアラブルやスマートフォン, IoTなどからユーザの活動データを収集し、それをヘルスケアデータ解析に利用する。デジタルバイオーカーのリーダー的存在。データを提供するネットワークに参加するユーザ数は2020年の末までに400万人に達する予定。

Enso

慢性的な痛みを和らげるデバイスを開発。高周波を含む電気パルスを利用することによって、神経の痛みの伝達をブロックする。デバイスは専用のアプリを使ってコントロール可能。オピオイドのような痛み止め薬を服用せずに痛みを和らげる。

oura

リング型のウェアラブルデバイス。リングから収集したデータを使って、眠りの質の解析や日中のアクティビティをトラッキング。ユーザにとってベストな状態を維持するためのレコメンドをアプリで行う。リング型のウェアラブルに様々なセンサーが搭載されていていて、バッテリーが7日間も持つ。


各カテゴリのセミファイナリストからファイナリストを決定するGrand Finaleが米国時間の9月23日(水曜日)午後6時から開催されます。こちらのページからサインアップできます!