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土岐市のHさんは20年ほど前からお付き合いを頂いているお客様です。靴を履いて歩くといつも右足の小指が痛くなり、股関節のつけ根あたりまで鈍痛が出るのでご相談を承った経緯があります。今回も「ラクに歩ける靴を探しに来ました」と来店されました。

小指が痛くなる原因もいろいろ

小指が痛くなる原因はいくつか挙げることができます。たとえば―
①つま先のシルエットにはいろいろな種類・特徴があります。中でも5本の指の長さが均一または5番目の指に向かってゆっくり短くなっていく方形型(スクエア型)の足の方がおられます。先端が先細りのシルエットの靴を履くと小指側が靴のカベに押されて痛くなります。
②もともと小指の付け根から先端までの箇所が外側方向に「張り出した」足の方がまれにみられます。標準のつま先シルエットの靴でも痛みを感じてしまうことが多いようですね。
③足を形作る関節の中でつま先を上方にあげたり床方向に下げたりする「足関節」と呼ばれる場所があります。この関節部分が外側に傾きやすい方がおられます。歩く時体重が足の外側にかかりやすくなるので小指または足の外側全体に痛みが出ることがあります。

小指の痛みを軽減する靴選び

スクエアタイプの指先の方や小指自体が外側に向き加減の足の方は靴のつま先がラウンド(四角っぽい)タイプや小指側全体にゆとりのある「オブリーク」タイプの靴を選ぶと痛みの軽減ができます。小指が痛いからとEのたくさんついた表示の靴を選ぶ方がおられます。この表示は靴の一番幅の広い箇所の「容積」を表しています。小指の位置とは違いますので、選び方を間違えるとかえって足全体を傷めてしまいますので気をつけましょう。

さて、件のHさんは足関節が外に傾きやすいタイプの足です。小指の痛みの対処方法として
①靴のカウンター(内くるぶしから外くるぶしに至るかかと周り)がぶれにくいしっかりした作りの靴を選ぶ
②足関節が左右にぶれないよう中敷き加工する
③調節機能の高い靴ヒモタイプを選ぶ―などが挙げられます。
さらに足を安定させるために、足首周りを覆ってくれるショートブーツタイプをお勧めしてみました。そして網ヒモ式になっていると甲や足首回りの留まり具合が調節できるので、安心ですね。
「あぁ、このくらいちゃんと縛ると足が気持ちイイんだぁ」とうなずくことシキリ。靴ひもの縛り方もしっかり覚えられたので、1ランク上の履き心地を楽しんでいただけそうです。

Hさんのように靴を履くといつも小指側が痛くなる、ラクに歩ける靴がほしい…そんな方はコチラからご予約下さい


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