足に合った中敷きと靴
「靴はとてもラクに履いています。でも、中敷きがちょっと気になるのですが…」昨年靴をお求め頂いたMさんからこんなお問い合わせがありました。
中敷きの種類
中敷きにもいろいろな種類があります。
・足底板(そくていばん):外反母趾やタコ・ウオノメなどの治療目的で病院で作成されます。
・インソール:一般に「中敷き」と呼ばれて、既製品として靴屋さんや薬局などで販売されています。
また、既製品の靴の中に搭載されているものもありますし、オリジナルでその人の足に合わせて作られる「オーダーインソール」があります。
オーダーインソールの特徴
足には幅や形・甲の高さ・サイズなど人それぞれにタイプがあります。
足のウラにも・土踏まずが低い、高い・ウオノメやタコができやすいなどのタイプがあります。オーダーインソールはその特徴やタイプに合わせて作られるので足に合った靴と併用するとより快適に歩くことができます。
(足底板のように治療目的ではありません。痛みを軽減して正しい歩行を促すためのものです)
生活習慣や業務環境に合わせて微調整
足のウラの面積は体表(体全体)面積の約3%ほどと言われています。それだけの面積で体全体を支えて歩くわけですから、普段の歩き方、仕事での足への力の入れ具合等によって影響を受けやすい場所と言えますね。オーダーインソールも車の「慣らし運転」と同じで日常的に履いて頂き、違和感があるようなら微調整をします。
普段使いとして足になじませましょう
さて、Mさんはお仕事の時は取り外しのできない平板な中敷きの入った靴を履いておられます。オーダーインソールを搭載した靴はたまのお散歩の時しか履いておられないとのことでした。足裏になじむようお仕事でも履いて頂くようお勧めしました。また、足のウラとインソールをフィットさせるためには靴ヒモやベルトで足を固定してあげましょう。せっかく足に合った靴でもゆるく履くと足が前後に移動しやすくなります。適切なインソールの位置もずれてしまいます。お仕事にお散歩に足に合った靴とインソールで快適に過ごしたいですね。
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