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どの靴を履いても痛い!

「いろんな靴を買って履いてみたけど、どれも足が痛いです。私に合う靴があるんでしょうか」一宮市のGさんからこんなお問合せを頂きました。

痛いところだらけの足

「外反母趾も痛いけど、とにかく歩くと指の先が痛いんです。5番目のゆびが4番目の指の下に潜り込んで重なってしまうとこれもまた痛い。足の裏にはタコができててこれも痛い。もう何十足靴を買ったか分かりません。とにかく痛いのでメッシュ素材の横幅ユッタリの靴を履いて来ました。」とおっしゃるGさんです。軽い散歩をしてもやっぱり痛くてふくらはぎ辺りまで筋肉がつっぱて来るそうです。

ゆったりの靴なら足はラク?

足に痛みのある方は素材が柔らかく、ゆったり(ゆるめ)な靴を選ぶ傾向があります。痛いのは我慢できませんもんね。でも靴全体がゆるいと足が前滑りを起こしたり前後にぶれてしまいます。この状態で歩き続けるとつま先や指全体が靴のカベにぶつかりトラブルの原因になります。

足に合った靴選びのポイント

ポイントはいくつかありますが、まずは三つのポイントをおさえましょう。①足のタテの実寸法(足長)より10~15㎜つま先に余裕のある(捨て寸と言います)靴を選ぶ
②靴幅に対して足の幅がぴったり収まる靴を選ぶ(ゆるいと横ブレを起こし母趾や小指を傷めることがあります)
③ひも付きベルト付の靴を選ぶ (靴の中で足をしっかり留める効果があります)

正しい靴の履き方を身につけましょう

せっかく足に合った靴でも履き方を誤ると本当の履き心地を体感できません。次の三つを実践しましょう。
①ひも靴ならひもはほどいて、足入れ口を広げて足を入れます。マジックベルトタイプはベルトを外しましょう。また、かかとを踏み潰さないよう靴べらを使いましょう。スムーズに足が入ります。
②足のカカトを靴のカカトに合わせます。これで足首まわりが安定します。
③甲の高さに合わせて靴ひもをシッカリ縛ります。ベルトタイプは甲周りでしっかり固定します。

Gさんの足に合った靴をお見立てし正しい履き方をご説明すると「こんなにしっかり留めたの初めて。でも確かに痛くないし歩きやすいですね」と足運びもずいぶん楽になられたようでした。

お話を進めるうちにGさんはもともと腰に痛みがあり,脚全体がしびれたりむくんだりすることもわかってきました。靴が合っていないと足元が不安定なので、腰にも相応の負担がかかりやすくなりますね。
心配して一緒に来店されたご主人と娘さんが「一度しっかり腰を診てもらおうよ」とお話されていました。
ちゃんとした治療で腰自体も改善されるといいですね。

ご相談時間を大切にしています。お一人様約一時間を頂いています。ご予約はこちらから。

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