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関市のEさんがご実家のお母さんを連れて来られ「母の外反母趾が痛くて履ける靴がない」と相談に来られたのが4年ほど前のことでした。それから数日後、「こちらの靴と履き替えたらとても調子がよくて、おかげさまで元気に歩いています」という連絡に来られました。そして「実は私も外反母趾を抱えています。今まではさほど気にも留めませんでしたが、最近痛みが出始め履いていた靴では我慢ができなくなりました。」と新たにご相談を頂きました。

見落とされやすい足の異変

足は体表面積の数パーセントしか占めていません。しかし、全体重を支え、歩いたり走ったり跳んだりと極めて過酷で特殊な働きをする部位です。それでも普段から足を観察する方はあまりおられませんネ。たとえば、手は目に入りやすい部位なので爪や肌の色などごく自然に見ることができます。ところが足は目から最も離れており、気に留めにくい部位です。足の骨格に異常が出始めたり、痛みを感じないうちは見過ごすことが多い場所といえます。
また、普段から荷重を強いられているので、痛みやトラブルに気付いた時点で症状がかなり進行していることが多いようです。

外反母趾の予防方法

あれから4年。「以前買った靴でとてもラクに歩いています。靴の寿命が来る前にもう一足用意したいと思います」というEさんのご要望で新しい靴をお見立てしました。「足がキュッとしまって気持ちイイですね。これでまた楽しく歩けそう」と嬉しそうに話してくださいました―
外反母趾で足に痛みが出ている場合、合った靴をお見立てしたりオリジナルの中敷を作成して痛みを軽減する対応は可能です。(治療ではありませんので、念のため)
しかしEさんのように痛みが出ないうちはそのまま放置されている方がほとんどだと思います。ただ、予防学的にいえば傷めてしまう前から対策を施した方が賢明ですね。

・普段から足に合った靴を履く(靴ヒモやベルトを使った足留まりのいい靴を選ぶ)
・正しい履き方(靴と足のカカトを合わせ靴ヒモやベルトで甲周りをシッカリ留める)を身に着ける
・足に合った靴でも長時間履き続けると足の負担は大きくなります。お仕事の合間・入浴時等に足指の開閉運動やマッサージで足をリラックスさせるなどゼヒ実践してみてください。

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