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幅広甲高の足におすすめ!メンズ フォーマルシューズ

土岐市のMさんは土踏まずがばっちり盛り上がった健康的な足をしておられます。ただ幅も広いのでなかなか合う靴がなくて困っておられました。もう20年近く三喜屋とお付き合いいただいていますが、今回は「近々結婚式があるんだけど、礼装用で履ける靴はある?」というお問合せを頂きました。

内羽根式と外羽根式があるメンズ フォーマルシューズ

靴のデザインや種類には色々あります。今回のご相談の一般的に使用される短靴(履き口の上端がくるぶしより低い位置の靴)」の場合①レース(ヒモ)タイプ②ストラップ③スリッポンの3種類に分けることができます。冠婚葬祭のようにあらたまった席での紳士靴は①レースタイプを使うことが多いようですね。
さて、レースタイプには「羽根」と呼ばれるパーツが取り付けられ①内羽根式と②外羽根式の2種類がありそれぞれに特徴があります。
①内羽根式:甲革の腰の位置から前方向周縁に爪先の革の周縁が上に重ねて縫い付けられています。腰の革の羽根の下部に「ベロ」と呼ばれる革材が取り付けられています。羽根の起点部が閂(かんぬき)状に固定されているので、靴ひもをゆるめた時羽根の開きが「V字」状に広がります。
②外羽根式:甲革の腰の位置が円形の爪先革の上縁中央部で開いています。靴ひもをゆるめると羽根全体が横に広がります。

幅広甲高の足に合わせやすい外羽根式メンズフォーマルシューズ

靴ひもタイプの靴でも内羽根式と外羽根式ではサイズが同じでも靴型(靴を作る土台)自体も違っています。内羽根式のメンズフォーマルシューズの靴型はウエスト部(靴幅の最も広い位置からやや後方)がほぼ羽根の閂位置に当り、甲の厚みを抑えるように計算されています。そのため甲高幅広の足の方が内羽根式の靴を履こうとするとこの周辺で足が入らなくなることがあります。靴のサイズを2,3サイズ大きくすれば足入れはラクになることもあります。但し足幅が依然合わなかったり前後がゆるく、カカトがぷかぷかして心地いいフィッティング感はなくなってきます。
一方、外羽根式のメンズフォーマルシューズは靴ひもをゆるめると羽根全体が広がり甲周りにゆとりが生まれます。甲が高く幅の広い足の方の場合、外羽根式の靴を選ばれた方が足を入れやすく、靴ひもでの調整もしやすいと言えますね。
Mさんにもデザインのご説明をしたうえで外羽根式のメンズフォーマルシューズで足合わせをして見ました。足入れ時の甲や幅の圧迫感もなく、かかとの留まり具合もジャストフィットだったようです。歩きながら確認していただくと「これはピッタリだ」と得心が行かれたようです。あらたまった場所で履かれる靴です。先様に失礼のない範囲で足が辛くない、そんな靴選びを心掛けたいですね。

フォーマルシューズの靴で参列したいが、合う靴がなくて足が痛くなり困っている…そんな方のお役に立てたら嬉しいです。どうぞコチラからご予約ください。


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