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あなたの足はどのタイプ?

土岐市のSさんは小振りな足なのですが、甲が高く幅も広いので、いつも靴選びでは苦労されているそうです。「履いていた靴がいよいよダメになってきました。作ってもらえればと相談に来ました」とご夫婦でご主人の靴探しで来店されました。

足に合った靴を選ぶための手順

足には①数値で表すデータと②特徴で表すデータがあります。
①には
・足長(足指の先端からカカトの先端までの長さ)
・足幅(母趾のつけ根と小指の付け根を結ぶ直線上の長さ)
・足囲(足幅をメジャーで測った厚み)
・足高(床から甲の最も高い位置) などをはじめ片足で十数か所を計器測定と計算で割り出します。
②は
・肉付き(骨ばった足・筋肉質の足等)
・土踏まずの状態(偏平足気味・ハイアーチなど)
・足指の配列(母趾が一番長いエジプト型、二番目が長いギリシャ型、母趾から三、四番目辺りまでの長さがほぼ同列の方形型など)
さらに外反母趾やウオノメなど骨や皮膚をはじめとするトラブルを含めると多岐にわたります。
足を靴に合わせるためにはこうした数値・特徴を把握する必要があります。
一方、靴も同じサイズでも「靴型」によって履き心地は全く異なってきます。
例えば―
・靴の幅 (足でいう足幅部分)の広い狭い
・靴の幅部分の厚み (天井の高い低い)
・靴全体の容積
・かかと周りの広い狭い
・つま先の形状 (代表的なものとしてラウンド・スクエア・ポインテッド・オブリークなど)をはじめ細かいポイントの数値や特徴があります。
さて、Sさんの足を拝見すると自認されるように幅も広く甲も高めの数値で表されました。そして、特徴的なのは足指の並びが「方形型」をしておられたことです。方形型の指の並びの方は甲周り幅の広さと合わせて「靴のつま先のシルエット」にゆとりのある形を選び足指が前方向に自然に伸びやすくする必要があります。つま先の細い「ポインテッド」タイプを選んでしまうと幅や容積は合っていても「指先が締め付けられる・キツイ」フィッティングになります。このまま履き続けると健康な足でも指先の靴ずれやウオノメ・外反母趾などのトラブルを招きかねないので、気をつけたいですね。

正しい履き方で快適歩行

Sさんには足指の特徴をご説明した上でお見立てした靴を履いて頂きました。簡単に脱げるように靴ひもをゆるめた「ルーズフィット」の履き方をしておられたので、履き方の手順からご説明すると「お、足にぴたっとくるね」と感想を述べられました。正しい履き方をすると靴の中で足が適正な位置に収まります。さらに足指もラクになるので、ぜひ身に着けて頂きたいですね。

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