足のウラの痛みと靴
恵那市のIさんは一日8時間ほどの立ち仕事をしておられます。お仕事について一年ほどですが、立ち続けていると足のウラに疲れと一緒に痛みを覚えるようになりました。「仕事用の靴が合っていないのでは?」―心配になったお母さんが一緒に相談に来られました。
悲鳴を上げ始めた足の筋肉
足は片足に30近くの大小の骨が組み合わさっています。骨同士は関節(すきま)を通して靭帯(じんたい)と呼ばれる組織で結ばれています。さらに特定の骨同士に筋肉が付き、バネのように伸び縮みする仕組みになっています。筋肉の伸縮運動で歩いたり走ったり、色々な運動ができるわけですね。
さて、立ちっぱなしで足を使わないと足の筋肉は床方向に引っ張られ緊張状態を強いられることになります。この状態が長くなるほど筋肉はこわばり足のウラが疲れてきたり痛みを感じたり「悲鳴」を上げるようになってきます。また、我慢して足の指に力を入れて踏ん張る方がおられるようです。繰り返していると指先全体が折れ曲がって歩き方にも影響が出てきます。Iさんもふくらはぎまで痛みが出始め姿勢が悪くなって腰も痛くなってしまわれたそうです。
足のウラの痛みや疲れの軽減法
痛みや疲れを少しでも軽くするには次のような方法を取り入れると効果的です。
①休憩時間を利用したフットケア
靴を脱ぎ、足首を中心に内回し外回し運動をします。つま先を手でつまんで指先を屈伸させます。その他ゴルフボールを踏んでマッサージするなど足裏に適度な刺激を与えましょう。
②クッション性のある靴を選ぶ
底に厚みのある靴を履いてみましょう。弾力性があると疲れ具合が違います。
③足裏に合った中敷きを作る
足のウラを直に支えてくれる中敷きを作ります。但し、既存の靴に入れると靴の容積が減って足が入らなかったりきつくなることがあります。まず、足に合った靴選びをし、それに合わせて作った中敷きを入れましょう。
Iさんには靴と中敷きの両面でご提案をしてみました。歩いた瞬間に「ア、足が包み込まれてるみたいで気持ちイイ」―そんな感想を頂きました。ついって来られたお母さんも一安心されたようです。靴と中敷き、そして自分でもできるフットケアでお仕事に集中できるといいですね。
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